オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア だけじゃないけど、お正月太り解消法

2021-01-10 12:08:12 | 日記

お正月が、長々と明けてゆくのが日本なら、

お正月は元旦だけというのが、オーストラリアで、2日が、月曜日だったりすると、

早速お仕事となります。

名残惜しく、飾られていたクリスマスのデコレーションも、漸く片づけられ、新年が始まります。

さて、

休暇の間に太ってしまって、一日中でも、エクササイズして、何とか元に戻したい、と焦る気持ち。

でも、一日中、運動するのは、なかなか、難しいし、急いで痩せると、リバウンドもします。

有難いことに、日本はまだ冬、

薄着になるまで、少しは猶予があるので、ここは計画的に、速やかに戻してゆきましょう。

さて、さて、

年始早々、恐ろしい話をしますが、太りかけている時と言うのは、すでに、カラダは

” 太りたい体勢 ” に入っています。

クラウチングスタートを切った、” 太りたい体勢 ” を止めるのは、そう簡単ではないので、

全力疾走になる前に、出来るだけ穏やか、速やか、に止めるのが賢明です。

今日は、それをどういう風に止めてゆくかという事を、ホルモンの見地からお話しします。

結果から言うと、

太りやすい生活習慣に入ってしまっている、、、これを変えなければいけません。

そんなもん、分かりきってるわ、、、、、すみません!

でも、これは、ホルモンの見地からのアドバイスですから、聞いてください。

まず、

食欲や太る痩せるに関与しているホルモンの代表的なものは、

エンケファリン、

ベータエンドルフィン、

副腎皮質ホルモン

(副腎皮質から放出されるホルモンの総称で、アンドロゲン、エストロゲン、コルチゾール等)

グルカゴン、

アドレナリン、

プロゲストロン、

グレリン、

レプチン、

セロトニン、

他にもいろいろありますが、書いているだけでもややこしくなってきたので、ここで辞めときます。

言い訳しますが、こんなものは、トム、とか、雄一郎、とか、よし枝、とか、パティ、郁子、

みたいなもんで、誰がどういう人か凡そ知っていれば、

名前を忘れたって、大したことありません!

さて、さて、さて、

先ず第一に、単に、仕事がお休みだ、という事で、カラダは、副交感神経優先になっています。

まったりしていると、脳内に、エンケファリン、や、ベータエンドルフィンと言うホルモンが出、

いっぱい食べた後でも、食欲が出て、食べ続けることができます。

素晴らしいですね!!! 恐ろしいですね!!!

人間が食べ物をいっぺんにたくさん食べても、1回で吸収できる量は、限られているという、

有難い能力があるにもかかわらず、年末年始と、ドカ食いする機会は延々と続きます。

たまにドカ食いしても、吸収しきれない、太りはしませんが、

あなたのカラダは、副交感神経優位状態になっているという事を忘れてはいけません。

毎日宴会や、パーティをやり、少しづつ大食いすると、確実に太ることができます。

そこで、

脳内にある、この受容体をブロックすると、今度は食欲が全くなくなります。

それはどういうことかと言うと、

副腎皮質ホルモンは、抗ストレスホルモン。

あんまり、まったりしすぎず、闘争的でいると、ホルモンが太らないような配置になるのですね!

(実際、絶食させたネズミに、この手のホルモンを注射しても、経口でも食欲を無くさせることが出来ます)

大昔で言うとストレスは、獣に追いかけられている状態です。

食べている場合ではなく、食べられないように逃げなければいけないので、

カラダがすぐに動けるように、体中の血糖値を上げる為に、グルカゴンアドレナリン、が出ます。

従って、お正月のすごろく、福笑い、なんでもゲームは、真剣にやりましょう。

大金など賭けてやると、より効果的です。

次に、

生活リズムが乱れると、ホルモンバランスが崩れ、まったりしているのに、ストレスが高まってきます。

ストレスが高まるというのは、昔で言うなら、大きな動物に追われて消化されようとしている時なので、

自分が消化している場合ではないので、胃腸の活動が悪くなり、栄養不良になって行きます。

それは、良いことのように聞こえますが、

栄養不足になると、脳は タンパク質が足りないとか、Vitamin B12 が足りないとか、

驚くことに、水が足りなくても、具体的には言ってくれなくて、

ただ、” 食べなさい ”としか言いません。

でも、いくら食べても、必要なものが足りていないと、脳は、なんぼでも” 食べなさい ”

と、言い続けます。

特に、生理前には、妙に食べたくなる当女性もいらっしゃるのではないでしょうか?

この場合は、プロゲストロンとういう、黄体ホルモンのせいで、

排卵した卵子を育てようとする準備なので、栄養価の高いものを食べないと、

食べ続けねばならないことになります。

恐ろしいことに、この時期に食べてあげないと、この要求は1か月の間、

言い続けられることになります。

生理が終わっている方については、満月🌕の辺り、5日間が大切な時期です。

他にも、食欲を制しているホルモンは、大きなものはあって、

胃壁から出ている食欲を増す、グレリン、そして、相関関係にある、

食欲がなくなる、レプチンと言うホルモンです。

グレリンは、運動をすると抑えられると言われていて、又、反対にグレリンが不足すると

運動する意欲が下がります。

じゃあ、どうせえって言うねん! 

怒らないで、聞いて下さい!!!!

さてさてさて、

食事の時間を、規則正しくすれば、グレリンが正常に放出され、運動意欲が高まり、

そしてその運動強度が高いほど、分泌は抑えられるという、分かりにくい事実が成り立ちます。

 

では、レプチンを増やすにはどうすれば良いかと言うと、

レプチンは、食事を初めて、大体20分ぐらいから、脂肪細胞から出てきます。

だから、早食いはレプチンの出番を無くしてしまいます。

じゃあ、脂肪細胞が多ければ、レプチンが沢山出るので、良いのではないかと言うと、そうでは無くて、

適量でなくては、今度はその、レプチンの受容体が、壊れて、段々レプチンが働きにくくなり、

もっともっと食べ過ぎて、太ってしまうという現象が起こります。

レプチンの受容体の働きを低下させない為には、

規則正しい生活と、睡眠不足にならないことだと言われています。

他にも、レプチンは、お酒を飲みすぎたりしても減ってしまいます。

 

レプチン同様、食欲を抑制するといわれているホルモンにセロトニンがあります。

セロトニンが不足すると不安や心配な気持ちになりやすくなると言われていますが、

実は食欲とも関連していて、セロトニンが不足すると、満腹中枢が機能しなくなってしまい、

満腹を感じなくなってしまいます。

セロトニン不足にならないためには、日光を浴び、運動を生活に取り入れることが大切だと言われています。

最後にオマケ、

人間の人生で、最も厳しく太りやすくなるのが、55歳から65歳までで、

この時期には5㎏/Year、平均30-35%増えるというデータがありますので、身に覚えのある方は

ご注意なさってください。

 

そして、最後に、も一うオマケ、

脂肪と言うのは、年齢と共に、3段活用します。

プリンプリン ➡ ブルンブルン ➡ ペロンペロン と、柔らかくなるので、

年取ると、1kgくらいなら太っても、全部下に下がり、太ったように見えないので、

気が付いたときには、手遅れになっていたりしますので、常に体重計に乗り、大いに警戒する事が必要です。

おまけに、脂肪細胞が活性化してきていると、脂肪細胞の周りに血管が形成され、

脂肪細胞が成長するときには、もっともっと脂肪細胞を蓄えようとし、太るのが止まらなくなります。

 

でもここで、ぐっと食いしばらねばなりません。

それには、地味ですが、



1.規則正しい生活をして、ホルモンが正常な状態になるようにカラダに教える

2.太ってきてしまっても、諦めないで、戻す努力をし続ける (こういう時期は普通より長くかかります)



、、なんだ、そんなことわかってるわ!

…すみませんでした!!!!

でも、

諦めないでいると、必ずカラダは太ろうとするのを辞め、徐々に元に戻ります。

あなたのカラダ、

あなたの勝手、

あなたの責任。