自慢じゃありませんが、私の中には、質の悪い妖怪が住んでいて、
ちょっとしたことで、地の果てまで落ち込んでしまったり、
ちょっとしたことで、天に舞い上がって得意になるだけでなく、傲慢になり、手が付けられなくなります。
上がったり下がったりして、お前、落ち着けよ、と言っても、なかなか、暴走は止まりません。
昔、余りにそのことが苦しいので、友達の坊さんに ”坊さんになったら、きっと妖怪、無くなるやろか?”
”修業するって、苦しみじゃなくて、きっと楽になることと違うのか?”
と聞いたことがあります。そしたら、
”妖怪が多いから坊主になるんや。それでも、妖怪はちっとも無くならへん”
と仰せでした。
私は、結構ハードにエクササイズします。
勿論、長年のフィットネスプロとしてのホコリがありますが、
いくら、チャレンジしてるとはいえ、
女性なんだし、もう、体力もピークを通り超えてるんだし、という事を考えると、やり過ぎかもという懸念もあります。
単に体型を保つだけだったら、ここまでやらなくても十分だし、
フィットネスオタクとして、筋肉効果を狙うなら、週2回以上は無駄、だという事も、百も承知だけれども、
でも、ほぼ毎日、脈拍を180/分 近くまで上げます。
心臓は、筋肉やジョイントと違い、鍛えれば鍛えるほど強くなるように思います。
それは多分、血液の循環が良いから、疲れさせても、回復が上手くゆくのではないかと思っています。
そして、私個人の経験では、年齢を重ねると、時間を取って回復させる、という能力以上に、
忘れるリスクを怖れなくてはいけない、
という結果があるので、休みはほぼ無しです。
筋肉や、腱などの疲れは、騙し騙し、技術で回復させることができるけれど、
ジョイントとか、頭でわからない部位に関しては、休ませない方が機能を維持できる、と気付いたのです。
心技体、という言葉があって、一番制しやすいのが体で、次が技術、一番難しいのが心。
一旦でも、自分を許してしまうと、私の中にいる、妖怪が大暴れして、とどまるところなく、
落ちることを知っています。
MAXまで制してやらないと、気持に隙が出来て、、、すると、ここぞとばかりに、
妖怪が、爆走するんです。
自分で選んで、一人で勝手に来たオーストラリア。
もしも、妖怪なんぞに負けて、暴走させて、そのせいで自堕落になったら、、、
ハイ!そこで人生お終い!!です。
暴れ狂う妖怪は年齢不詳、それを押さえつけるには、それよりも強いトレーニングが必要です。
だから、20歳のころと同じレベルでする必要があるんです。
その為には、高い集中力が必要です。
獲物を捕らえる時には、高い集中力が付きものです。
本来、それは、テストステロンの技です。
テストステロンが上がると、ストレスにだって強くなるし、
テストステロンは、泣いたり、動揺したり、等、感情的になることを押さえてくれます。
何故なら、動物を狩猟したり、他の部族を殺めたりしなければならない時、いちいち感情的になっていたら
遂行できないからです。
何で、急にここでそれを書いているのか?
それは、妖怪を押さえることが難しくなってきたからです。
悪いことに、妖怪は、年を取ってゆくにつれ、ますますその威力を増してゆくんです。
アナタに言って、そのことで、決心を固めて、
今日も、明日も、あさっても、その次も、毎日、、、妖怪を押さえつけます。
妖怪を鎮めるのは、ジジババになっても大変なことです。