豊田市ボランティア連絡協議会

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資質向上事業の報告&交流サロン のお知らせ

2024年10月02日 16時06分25秒 | 交流コーナー使用スケジュール

10月になりましたが、まだ30℃を越える真夏日が続いています。

朝夕は涼しくなり秋の気配(従来は秋ですが)が感じられます。

 ようやくヒガンバナがあちこちで咲いているのを見かけるようになりました。

 残暑バテ、秋バテ、寒暖差疲労という新しい言葉が出てくる中、

「令和6年度ボラ連資質向上事業:全3回講座 社会の変化の中の子ども・若者」

を開催しました。『社会に広がる生きづらさ…そこに生きる 豊田の子ども・若者

の現状の一端を知り 私たちができることを 一緒に考えてみませんか』と

呼びかけましたところ、多くの方々が参加されて熱心に受講され、参加者からは

「現状の厳しさと共に、いろいろな制度の存在を知ることができて良かった」等

の感想を頂きました。

 やはり、知ること、感じること、考えること・・・それから何かしら動くこと

でしょうか。

(1)「梅ヶ丘学園の暮らし・体験談」(9/6)

   講師は梅ヶ丘学園の津田氏、塚田氏と卒園生の酒井君

  様々な事情で入所する子ども達。虐待での入所というより一般的な子どもが

  多いとのこと。只、職員としての向き合い方は難しく、反応がなくても伝え続ける

  ことが大切…と。親から教えてもらっていない土台(年齢に応じた優しさ・コミュニ

  ケーションスキル)を教えていくことを大切にしている。土台が安定していないと

  うまくいかない…と。

  卒園生の酒井君は梅ヶ丘学園での生活は楽しく、皆で支え合って高校に行けた…と。

  でも、その後の自立に向けて高校生の頃はアルバイトをしたが、長続きしなかった。

  それは「生きている意味を見い出せなかった」「親に裏切られたという気持ちがあった」と。

  でも父親との再会があり、そこで愛情を感じたことがきっかけで、働く意欲がでて、今は

  福祉事事業所で働いています。やはり、根源的なところ、存在に関わるところが

  安定することが如何に大切かということを切実に感じました。

  その後、里親制度の詳しいお話がありました。関心のある方は梅ヶ丘学園まで

  お問合せ下さい。(℡0565-32-1107)

 9月6日の様子です

 

(2)「10代の居場所づくり」

   講師:今西モト子(子ども食堂「ゆるっと ほっと かふぇ」、まちかど保健室

   「夢カフェ」)

   民生児童委員をしていた頃「子どもの生きる力を育みたい」という思いが募り、

   子ども食堂を開始。対象は子どもだけで、自分の食事が作れるようにと一緒に

   食事づくりをしています。更に、困窮家庭などへの食糧の配達、見守りも行っています。

   将来、お弁当箱の中に(幸せを感じる黄色い)卵焼きをいれられるようにと、作り方を

   教える…等、細やかな気遣いもされています。

   子ども食堂の中で気づいた課題「性の問題、孤立しがちで学ぶ環境がない、自己肯定感が

   低い 他」等を何とかしたいと、まちかど保健室「夢カフェ」をスタート。

   専門家(管理栄養士・女医・保健師 他)がスタッフとなり、定期的に開催しています。

 9月13日の様子です

 

(3)「子どもたちに起きていること~豊田の虐待の現状~」

   講師:原野貴子氏(豊田市役所 子ども家庭課、家庭児童担当)

   豊田市の児童虐待の現状について、資料をもとに話されました。

   虐待につながる兆候、虐待を受けている子ども・家庭の特徴、児童虐待の対応の流れ、

   通告について他、詳しい話があり参考になりました。

   その中で、「虐待する保護者のほとんどは、育児に悩んでいる保護者である。

   虐待する親=敵ではない」と。

   それぞれの悩みに合う関係機関につなげ、保護者のイライラのもとを取り除いたり、

   環境を整えたりすること…と。

   現状では児童虐待の件数は増えているが、それは周知や啓発が進み、子どもからの発信が

  増えていること(タブレット・ラインからも)  及び物価高で経済的に苦しい家庭が増えて

  いることが要因…。今後しばらくは虐待が増えるだろうが、人権教育の中で、安全・安心な

  状態で生きる権利があることを学んだ子どもたちが親世代になった時に、児童虐待の件数が

  減っていくのではないかと話されました。あらためて、人権教育の大切さを感じると共に、

  私たち大人が知ること、学ぶこと・・・。これからも、子どもも大人もすべての人達が

  生きやすいまちにしたい・・・地道に伝えながら動いていきたいです。

 9月20日の様子です

 

 講師の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。

 

     【「交流サロン」~ひと育ち・まち育ち~のお知らせ】

◇第2回 新聞記者のフィルターを通して~記者として、個人として~

 ・講 師:貞島 容子(ペンネーム 大岩 容子・矢作新報記者)

 ・日 時:10月25日(金)10時~正午

 ・会 場:豊田市福祉センター 3階34・35会議室

 ・参加費:100円(茶菓子代)

 ・定 員:どなたでも 50名

 

◇第3回 認知症になっても 安心して暮らせる豊田にしたい!

 ・講 師:豊田市社会福祉協議会 社協包括支援センター 職員

 ・日 時:11月30日(土)10時~正午

 ・会 場:豊田市福祉センター 3階34・35会議室

 ・参加費:100円(茶菓子代)

 ・定 員:どなたでも 50名

 

 皆さんのご参加をお待ちしています。

 

 

 

   


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