●真宗大谷派
【歴代】
*大谷派における歴代の正式呼称に関する注意
歴代の留守職・法主・門主を「歴代門首[37]」と呼称し、「大谷派御歴代」と総称するのが正式である。
親鸞のみ「宗祖」と呼称、「聖人」と敬称する。
宗祖親鸞以降の歴代は、「第○○代」と漢数字を用いて「代」で呼称し、「第○○世」と呼称しない。敬称は、「上人」を用いる。なお在職中は、「上人」の敬称を付さない。
例…「第八代 蓮如上人」・「第二十五代 大谷暢顯」
「※」は、大谷廟堂留守職・本願寺留守職のうち歴代に数えない者と、真宗大谷派門首代行である。
第二代 如信 (1235年 - 1300年)
・弘安3年 (1280年)、法灯を委任される。寺務は、覚信尼・覚惠に委任(『大谷本願寺通紀』)。覚如により、「第二代」に定められる。
※ 覚恵(1239年? - 1307年)
・弘安6年(1283年)、留守職継承(- 1307年)。
「唯善事件」…覚恵と唯善の間に起こった留守職就任問題。覚恵の死後、延慶2年(1309年)7月に青蓮院の裁定で決着する。