●真宗大谷派
【歴代】
*大谷派における歴代の正式呼称に関する注意
歴代の留守職・法主・門主を「歴代門首」と呼称し、「大谷派御歴代」と総称するのが正式である。
親鸞のみ「宗祖」と呼称、「聖人」と敬称する。
宗祖親鸞以降の歴代は、「第○○代」と漢数字を用いて「代」で呼称し、「第○○世」と呼称しない。敬称は、「上人」を用いる。なお在職中は、「上人」の敬称を付さない。
例…「第八代 蓮如上人」・「第二十五代 大谷暢顯」
「※」は、大谷廟堂留守職・本願寺留守職のうち歴代に数えない者と、真宗大谷派門首代行である。
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大谷 暢顯(おおたに ちょうけん)は、浄土真宗の僧である。法名は「淨如」。真宗大谷派第二十五代門首(現門)。元全日本仏教会会長。今上天皇の従兄弟にあたる。
【経歴】
・1930年(昭和5年)3月27日、第二十四代法主(のちに門首)・大谷光暢(闡如)の三男として誕生。母は香淳皇后の妹・智子。桃山農学校を卒業後、大谷高等学校に編入。その後、京都大学農学部で聴講生として学ぶ。
・1966年(昭和41年)、得度する。院号を「慈心院」、法名を「闡淨」と名告る。
・1969年(昭和44年)、開申事件により、大谷家と真宗大谷派内局との確執が表面化し「お東騒動」と呼ばれる内部紛争が始まる。暢顯は法主継承権第五位の連枝であったが、品川区西五反田のエレクトロニクス会社の技術部に勤務していた。そのため、「お東騒動」には巻き込まれていない。
・1985年、本山に帰り鍵役として法務に専念する。
・1987年(昭和62年)、内局は、宗教法人「本願寺」を法的に解散し、宗教法人「真宗大谷派」に一体化する(宗本一体化)。「本願寺」(通称「東本願寺」)の正式名称は、「真宗本廟」(しんしゅうほんびょう)となる。
・1993年(平成5年)4月13日、父・光暢(闡如)示寂。
*お東騒動による、門首継承問題は「お東騒動#真宗大谷派の門首」を参照。
・1996年(平成8年)7月31日、先門首光暢の後継という形で真宗大谷派第二十五代門首を継承し、法名を「淨如」と名告る。同年11月21日、門首継承式が行われる。
・2006年(平成18年)11月21日、真宗本廟・阿弥陀堂にて、門首就任十周年記念式が行われる。
・2011年(平成23年)3月~5月・11月21~28日、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌(しちひゃくごじゅっかいごえんき)厳修。
・大谷暢顯には子供がいないため、門首就任以来長らく新門が未定であったが、2014年4月、いとこ(光暢の弟・暢慶の息子)で現在ブラジル在住の大谷暢裕鍵役兼開教司教が、次期門首に就任するよう里雄康意宗務総長から要請を受け、これを承諾した。
【歴代】
*大谷派における歴代の正式呼称に関する注意
歴代の留守職・法主・門主を「歴代門首」と呼称し、「大谷派御歴代」と総称するのが正式である。
親鸞のみ「宗祖」と呼称、「聖人」と敬称する。
宗祖親鸞以降の歴代は、「第○○代」と漢数字を用いて「代」で呼称し、「第○○世」と呼称しない。敬称は、「上人」を用いる。なお在職中は、「上人」の敬称を付さない。
例…「第八代 蓮如上人」・「第二十五代 大谷暢顯」
「※」は、大谷廟堂留守職・本願寺留守職のうち歴代に数えない者と、真宗大谷派門首代行である。
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大谷 暢顯(おおたに ちょうけん)は、浄土真宗の僧である。法名は「淨如」。真宗大谷派第二十五代門首(現門)。元全日本仏教会会長。今上天皇の従兄弟にあたる。
【経歴】
・1930年(昭和5年)3月27日、第二十四代法主(のちに門首)・大谷光暢(闡如)の三男として誕生。母は香淳皇后の妹・智子。桃山農学校を卒業後、大谷高等学校に編入。その後、京都大学農学部で聴講生として学ぶ。
・1966年(昭和41年)、得度する。院号を「慈心院」、法名を「闡淨」と名告る。
・1969年(昭和44年)、開申事件により、大谷家と真宗大谷派内局との確執が表面化し「お東騒動」と呼ばれる内部紛争が始まる。暢顯は法主継承権第五位の連枝であったが、品川区西五反田のエレクトロニクス会社の技術部に勤務していた。そのため、「お東騒動」には巻き込まれていない。
・1985年、本山に帰り鍵役として法務に専念する。
・1987年(昭和62年)、内局は、宗教法人「本願寺」を法的に解散し、宗教法人「真宗大谷派」に一体化する(宗本一体化)。「本願寺」(通称「東本願寺」)の正式名称は、「真宗本廟」(しんしゅうほんびょう)となる。
・1993年(平成5年)4月13日、父・光暢(闡如)示寂。
*お東騒動による、門首継承問題は「お東騒動#真宗大谷派の門首」を参照。
・1996年(平成8年)7月31日、先門首光暢の後継という形で真宗大谷派第二十五代門首を継承し、法名を「淨如」と名告る。同年11月21日、門首継承式が行われる。
・2006年(平成18年)11月21日、真宗本廟・阿弥陀堂にて、門首就任十周年記念式が行われる。
・2011年(平成23年)3月~5月・11月21~28日、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌(しちひゃくごじゅっかいごえんき)厳修。
・大谷暢顯には子供がいないため、門首就任以来長らく新門が未定であったが、2014年4月、いとこ(光暢の弟・暢慶の息子)で現在ブラジル在住の大谷暢裕鍵役兼開教司教が、次期門首に就任するよう里雄康意宗務総長から要請を受け、これを承諾した。