「さめざめとした月」
さめざめとした月が昇るころ
私は
目覚めた。
暖かな日差しがあった
お昼ごろよりは
今の方が
覚めている。
月のせいだろうか。
月が私を照らし出し、
あたかも私一人の月のよう。
冴え冴えとして
私を照らす。
いいことも悪いことも
みな照らし出す。
太陽のように
強くなく
かえって恐ろしいような光。
世の中を
さめざめと
見ているかの如く
私を照らして
つきない。
世の中のいくらかの悪たちや
いくらかの善人たちや
うそぶいているひとたちを
その光であぶり出し
ああもうやめてください
と言うまで
照らし続ける。
夜の闇が
周りを包み
冴え冴えとした月だけが
そこを照らし出す。
さめざめとした月は
今度はどこへ行くだろう。
また
私のところにきてとどまるだろうか。
それとも
あちらへ行って
懺悔の心を
見出すのだろうか。
さめざめとした月が昇るころ
私は
目覚めた。
暖かな日差しがあった
お昼ごろよりは
今の方が
覚めている。
月のせいだろうか。
月が私を照らし出し、
あたかも私一人の月のよう。
冴え冴えとして
私を照らす。
いいことも悪いことも
みな照らし出す。
太陽のように
強くなく
かえって恐ろしいような光。
世の中を
さめざめと
見ているかの如く
私を照らして
つきない。
世の中のいくらかの悪たちや
いくらかの善人たちや
うそぶいているひとたちを
その光であぶり出し
ああもうやめてください
と言うまで
照らし続ける。
夜の闇が
周りを包み
冴え冴えとした月だけが
そこを照らし出す。
さめざめとした月は
今度はどこへ行くだろう。
また
私のところにきてとどまるだろうか。
それとも
あちらへ行って
懺悔の心を
見出すのだろうか。