鳥無き里の蝙蝠☆改

独り言書いてまーす

【異種族レビュアーズ】今更ながら見ました【天才】

2020-06-27 03:01:07 | 感想文
親の顔を見た回数よりもエロサイトに「hentai」と入力した俺。つまりぶっちゃけエロアニメを見る目はかな〜〜〜り肥えている。そんな俺の評価なのだ。ある程度信用してもらって間違いない。

話題になった当時よりもだいぶ月日が経過しているが、今更ながらレビューさせてもらおう。

凄まじい作品である。カメラワーク、演出、作画、キャラデザ、遊び心、etc。どれをとっても素晴らしい。しかし、それらを圧倒する要素がある。

それはなにか。視聴者に「考えさせる」部分だ。

これは主に男性視聴者にむけた作品であることは言わずもがな。まさにそこが肝である。男性の性欲というものが一体どれほど底が知れないものであり、どれほど多様化していて、どのように社会や文化に影響を与えているのか、それを明らかにする大きなヒントがこのアニメの至る所に存在しているのである。

現実社会ではなくこうした架空の存在によって性欲の発散を促すというのは、現実の性犯罪件数の減少という事実に貢献している。しかし、実際このアニメに登場しているようなサキュバスなるものが存在したとして、そんな世界であったならば、男性は現実の女性との性行為のためにコストを支払わなくなる可能性が大幅に増加することだろう。つまり出生率が減少する可能性が高まる。それが良いことか悪いことかについては割愛。

デコイとの3日間好き放題の回では、男性の支配欲のありのままの姿、というかこれこそが男の欲求の真の理想像というような形が表現されていたように思えた。従順、親身、理知的、巨乳...etc。

今更だが、女性の尊厳的なものにはこのブログでは触れない。俺はそもそも、男性よりも女性のほうが知的であると考えているし、女性という存在そのもののほうが男性よりも遥かに神秘的で美しいと思っているからだ。だからといって男性を蔑視するつもりもなければどちらか片方に偏るというつもりもない。そこは誤解しないでほしい。男性だろうが女性だろうが、それこそ人種だったり年齢だったり立場だったりそれがいずれかのものであろうが悪いヒトは悪いし良いヒトは良い、それだけである。この類の話はつまらないのでこれも割愛。

今回語りたいのは、このアニメは
目の保養という意味でも、
おかずという意味でも、
進化心理学のお勉強という意味でも、
性差についてのお勉強という意味でも、

現代の性の聖書というレベルで視聴が有意義な作品だと思った。一周じゃ全く物足りないので考察を重ねながら何度か見返したいと思える奥深い作品である。作者は頭がおかしいのではないかと何度思ったことかわからないが、冷静に考えてみると、男の脳内ってぶっちゃけマジでこんなもんである。

大事なことなのでもう一度言おう。

男の脳内っってマジでこんなもんである。それが悲しいかなまさかこんな形で作品として世に出回るとは思っても見なかったというか、男性諸君の脳内を本土初公開(勝手に)って感じ。

いや面白い。本当に。進化心理学という視点を持って視聴するとなお面白い。おさわり程度に記述させてもらえるなら、肌色が悪い=免疫の低さ健康状態の悪さと考えるのが一般的なので、異種族間でヒトに近い造形をしているとしてもそういうシグナルを捉える感覚を持ってない場合のみ、性的興奮に繋がるだろうな、とかそんなことを考える。まあ実際、男性の性的欲求は"ばらまき"なので、相手個体の健康状態やら生まれる子供の将来性やらはあそこまでヤリ放題な世界だと関係ないという後天的意識が、シグナル云々という本能を遥かに凌ぐ形で強く働いているからだろうなとも思うわけだが。真面目に進化心理学を学ぶ方がこれを読んだら怒られそうなゴミみたいなことを書いた気がするが、あまり推敲せずにサクッと書いてもう寝るつもりなのであしからず。

もっと深いことを書きたいが、それはまた次回に。


コメント
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