松江市教委による小中学校での閲覧制限問題が議論になったことから、「はだしのげん」の本が売り上げを伸ばし、在庫がなくなったといわれています。
本来なら興味なかったかもしれないのに、「ダメ」とか「禁止」そう言われるとしたくなる心理、良くありますよね。 これを”カリギュラ効果”というそうです。
その先にある期待感を高め、ビジネスでも必要不可欠なテクニックの一つとも言われているそうです。
語源はアメリカ映画の『カリギュラ』
この映画は、ローマ皇帝カリグラをモデルにしたものだったのですが、過激な内容で、一部地域で公開禁止になってしまいました。すると、逆にこれで話題になって、多くの人が公開されているところまで見に行ったというところからきているそうです。
今、閲覧制限については、 さまざまな意見があって論議を醸し出していますが、読む、読まないは本人の自由だと思います。
ただ戦後生まれで、実際に戦争を体験したわけではないし、被爆者でもない我々は、この作者の「怒り」を一生、理解は出来ないだろうと言うのは事実でしょう。
漫画はあまり好きではないので読まないほうですが、これは私にとってかなり衝撃的な本の一つでした。
原爆投下直後の広島の惨状が、自らの被爆体験を基にリアルに描かれており、小学生や中学生の子供たちにも戦争の恐ろしさや、平和のありがたさを知ってもらいたいと思って、書庫に置いて、勧めていました。
はたして行方はいかに・・・。
世の中、価値観の違い・解釈の違いいろいろある中で、歩み続けて行かなければなりませんから。