2013年5月2日 木曜日 天気 晴れ 寒い
「享保日記」
享保二年八月十六日巳中刻ヨリ辰巳大嵐大雨。未ノ刻南ニ風替り御家中町共所々破損或潰家。御城内ニも御屋上破損多。御城廻り松本所々風折有。或根がへり有り。當四年以前八月九日ノ嵐ヨリよほどつよし。中川もよほど洪水、石垣、橋、水落口御堀と一面ニ成ル。
但十六日夜中水はな。
十七日五ツ時分ニ貮尺餘水落ル。
「享保二年八月十六日巳中刻(10時頃)ヨリ辰巳(南東)大嵐大雨。未ノ刻(14時ころ)南ニ風替り御家中町共所々破損或潰家。御城内ニも御屋上破損多。御城廻り松本所々風折有。或根がへり有り。當四年以前八月九日ノ嵐ヨリよほどつよし。中川もよほど洪水、石垣、橋、水落口御堀と一面ニ成ル。但十六日夜中水はな。十七日五ツ時分ニ貮尺餘水落ル。」を検証する。
「データ変換」
年月日 享保二年八月十六日 → 1717年9月20日
場所 茨城県水戸市 → 茨城県水戸市
天気の種類 大嵐大雨
吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証
吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)
弘前 雨
八戸 晴(大雨)
盛岡 雨
日光 晴(雨)
伊勢 晴(雨)
京都 雨
池田 大雨
津山 晴
鳥取 曇
長崎 雨
古天気学データベース(KTDB)
柳津 嵐。 嵐のため、柳津に逗留。 古川古松軒の「東遊雑記」
江戸 16日大風雨。家屋を損ず。 武江年表
江戸 烈風暴雨 有徳院殿御実紀
江戸 江戸、この頃、烈風暴雨、日を経て止まず。武家(さみらいの家)・民屋、多く破壊す。 有徳院実紀
江戸 この頃の大風雨にて新大橋、人の往還を止(とど)む 日記・実紀
江戸 江戸・関東大風雨
関東諸国大風雨。田畑損耗 泰平年表
京都 京都地方、16日昼9つ(12時ころ)に止む。加茂川、桂川、淀、橋本、木津川辺洪水。 月堂見聞集
京都 寅刻(4時ころ)より風雨烈、辰刻(8時ころ)に至り風止み雨霏々(ひひ)。晩来晴る。未刻、地動く。後に聞く、この日、東武大風、家を潰す云々。 妙法院日次記
「検証結果」
月日 享保二年八月十六日 → 1717年9月20日 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有
場所 茨城県水戸 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸の天気記録無
天気の種類 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸の天気記録無
「データ整理」
弘前 雨
八戸 晴 (大雨)
盛岡 雨
福島 大嵐
日光 晴 (雨)
水戸 大嵐大雨
東京 大風雨・烈風暴雨
伊勢 晴 (雨)
京都 雨
池田 大雨
津山 晴
鳥取 曇
長崎 雨
「検証結論」
データより関東・関西で大風大雨であることがわかり、茨城県水戸市での資料と一致する。
享保二年八月十六日に 茨城県水戸市で 大嵐大雨の貴重な資料であります。
「享保日記」
享保二年八月十六日巳中刻ヨリ辰巳大嵐大雨。未ノ刻南ニ風替り御家中町共所々破損或潰家。御城内ニも御屋上破損多。御城廻り松本所々風折有。或根がへり有り。當四年以前八月九日ノ嵐ヨリよほどつよし。中川もよほど洪水、石垣、橋、水落口御堀と一面ニ成ル。
但十六日夜中水はな。
十七日五ツ時分ニ貮尺餘水落ル。
「享保二年八月十六日巳中刻(10時頃)ヨリ辰巳(南東)大嵐大雨。未ノ刻(14時ころ)南ニ風替り御家中町共所々破損或潰家。御城内ニも御屋上破損多。御城廻り松本所々風折有。或根がへり有り。當四年以前八月九日ノ嵐ヨリよほどつよし。中川もよほど洪水、石垣、橋、水落口御堀と一面ニ成ル。但十六日夜中水はな。十七日五ツ時分ニ貮尺餘水落ル。」を検証する。
「データ変換」
年月日 享保二年八月十六日 → 1717年9月20日
場所 茨城県水戸市 → 茨城県水戸市
天気の種類 大嵐大雨
吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証
吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)
弘前 雨
八戸 晴(大雨)
盛岡 雨
日光 晴(雨)
伊勢 晴(雨)
京都 雨
池田 大雨
津山 晴
鳥取 曇
長崎 雨
古天気学データベース(KTDB)
柳津 嵐。 嵐のため、柳津に逗留。 古川古松軒の「東遊雑記」
江戸 16日大風雨。家屋を損ず。 武江年表
江戸 烈風暴雨 有徳院殿御実紀
江戸 江戸、この頃、烈風暴雨、日を経て止まず。武家(さみらいの家)・民屋、多く破壊す。 有徳院実紀
江戸 この頃の大風雨にて新大橋、人の往還を止(とど)む 日記・実紀
江戸 江戸・関東大風雨
関東諸国大風雨。田畑損耗 泰平年表
京都 京都地方、16日昼9つ(12時ころ)に止む。加茂川、桂川、淀、橋本、木津川辺洪水。 月堂見聞集
京都 寅刻(4時ころ)より風雨烈、辰刻(8時ころ)に至り風止み雨霏々(ひひ)。晩来晴る。未刻、地動く。後に聞く、この日、東武大風、家を潰す云々。 妙法院日次記
「検証結果」
月日 享保二年八月十六日 → 1717年9月20日 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有
場所 茨城県水戸 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸の天気記録無
天気の種類 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸の天気記録無
「データ整理」
弘前 雨
八戸 晴 (大雨)
盛岡 雨
福島 大嵐
日光 晴 (雨)
水戸 大嵐大雨
東京 大風雨・烈風暴雨
伊勢 晴 (雨)
京都 雨
池田 大雨
津山 晴
鳥取 曇
長崎 雨
「検証結論」
データより関東・関西で大風大雨であることがわかり、茨城県水戸市での資料と一致する。
享保二年八月十六日に 茨城県水戸市で 大嵐大雨の貴重な資料であります。