~ 夢の途中 ~

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「心叫」

2010年10月14日 | 日記
まだバブル景気の余韻が残る東京。

自分もその余韻に浸りながらも、野球・遊び・仕事(比率は6:3:1)と楽しんでた。

当時の東京は“世界一ベンツの走る街”と言われていた。



その日は、たまたま空いていた営業車を使い自社商品であるハーゲンダッツアイスのPRに。

渋滞中の靖国通り、またもマナー知らずのベンツが強引に割り込みを試みてきた。

久留米に住んでいたら『どうぞ・どうぞ』当然のように道を譲るのが当たり前のベンツ。

しかし、そこは老若男女が当たり前のようにベンツに乗る“バブル東京”。

『テンメー無茶すんじゃねえ』とクラクションを打ち鳴らし割込み阻止に成功!

信号で停車し、『勝った』と優越感に浸りつつも、何気にルームミラーで後方確認


    




『ほ・ほ・本物だ』 運転席には東映Vシネマからそのまま出てきたような本職が

助手席にはこれまた本職好みの風貌・化粧を施した、いまだに生息していたのか?って感じの昭和ヤンキーの香りが漂う女性


どうやら“本職の方”はドアを開けてこちらに向かって来そうな勢いである。

しかし助手席の“昭和の女性”は『やめときなよ』みたいな感じで、“本職”の腕を掴んでいた。

想像するに車内ではこんな会話がなされてたであろう・・・・・・

『あのやろーぶっ飛ばしてやる』

『やめときなよ、ただのリーマンじゃん』

『離せよ。ぶん殴ってやる』

『あんたまだ執行猶予中なんだよ。私はまた何年も一人であんたの出所を待たないといけないの?』みたいな・・・・



この時、自分は本気で人を応援することを覚えた。。

本気で心から思った。



『ガンバレ女、ぜったいに負けんなー』

東京って怖い街ですぅ。