最近乙一氏という作家に凝り始めた。彼は、今までの常識を覆す]ような人物である。
「純文学は17歳の少年にも書けるがエンターテインメントは大人でなければ書けない」
なるほどそうだなと思ってきた。ランボー、三島由紀夫、ラディゲ。誰しも天才と呼ばれた人たち。しかし、エンターティンメンターではなかった。
しかし、乙一氏はなんと、17歳どころか、16歳だったとのこと。あの栗本薫様が彼をとても推したことにも妙に納得。
彼のzooのなかにある「七つの部屋」なんて最高に怖いし、切ない。ケッチャムの「隣の家の少女」どころではない。姉という人物像をものすごく上手に描いている。只々とても巧い人なんだなあとため息をつくばかり。
ラノベってどうしてラノベなんだろう。半村良氏もすごく面白い分野だったけど箔をつけるためか、どうしても直木賞をとる必要があったらしい。どうもその作品より賞をとってない作品のほうがむちゃくちゃ良かった気がする。もっとも別の賞はとってたのだろうけど。
最近は多様なジャンルになって、一概に分けられない作品もある。自分は、なんてなにも知らないで、そのくせ趣味は読書だなんて言ってきたのだろう。
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