その日… 2012年06月04日 | 日記 そこに記されたその日 この国の人達は 一体どんな一日を過ごしたのだろう… 誰かの為に悲しみ 笑顔を思い遣り 顔も知らないその人に涙を流す… そんな優しいこの国の明日も どうか幸せであってほしい…
干上がっていく… 2012年06月04日 | 日記 漁師達は、船にさえ乗れず 缶詰屋は、魚を失い生き詰まり 刺身屋は、原発に身を刻まれ 蒲鉾屋は、無能な国策に摺り潰され 干物屋は、風評の声に干上がっていく… そんな話で暇をつぶす人達も 辛いのに平気なふりをしているようにしか見えない…
誰かの話… 2012年06月04日 | 日記 幾ら船を直しても 海へは出るなと言われる… 魚を穫るなと言われる… そして国の御偉い様は どうせ今夜も財布を持たずに 贅沢な酒盛りへと 出掛けて行くのだろう… そんな話を、誰かがしていた…
石に花が咲くように… 2012年06月04日 | 日記 津波の跡に咲いた黄色い花畑は 誰かが植えた訳でも無く 種を撒いた訳でも無く… だけどそれは 石に花が咲くように 語りきれない悲しさを 少しだけ 和らげてくれている…