除夜の鐘突きに行った夜
振る舞い酒を囲む人々の息の白さが
提灯明かりに朧く揺れていた…
多くの寺ではこの年またぎに
百と八つの鐘音を響かせると言われ
いわゆるそれが煩悩の数…
「多過ぎじゃね?」と思いながらも
お寺の方に
ここもやっぱり百八回打つんですか?
と尋ねてみると
長々たる話をされたうえ
その中に答えらしきものは無かった…
どうやら最近は
百八回というこだわりは薄いらしい…
ひとつ確かな事は
若い巫女バイト達がいる神社に比べ
寺には華がない…
しかしながら
その響きの中で新年を迎えられる事
それは
この夜の、この上無い演出でもある…
そんな話を
振る舞い酒を囲む人々が話していた…
にほんブログ村
振る舞い酒を囲む人々の息の白さが
提灯明かりに朧く揺れていた…
多くの寺ではこの年またぎに
百と八つの鐘音を響かせると言われ
いわゆるそれが煩悩の数…
「多過ぎじゃね?」と思いながらも
お寺の方に
ここもやっぱり百八回打つんですか?
と尋ねてみると
長々たる話をされたうえ
その中に答えらしきものは無かった…
どうやら最近は
百八回というこだわりは薄いらしい…
ひとつ確かな事は
若い巫女バイト達がいる神社に比べ
寺には華がない…
しかしながら
その響きの中で新年を迎えられる事
それは
この夜の、この上無い演出でもある…
そんな話を
振る舞い酒を囲む人々が話していた…
