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渋谷。馴染みのある街ではないが、それでも一時期はそこそこの頻度で通った場所。
・・・しかし、あまり良い思い出はない。
思春期の頃には、気に入った女性に別れを告げられた場所でもある。
もっと昔、中学2年になって間もないころだったと思う。
斜め向かいの母子家庭に育ったH君に誘われて、初めて渋谷へ出かけた時の醜い思い出はいまだに忘れられず、
事あるごとに蘇ってきたりする。
H君は2歳年上で、この年中学を卒業し水道工事屋へ就職していた。
彼は、初めてか2度目の給料で、当時子供たちの憧れのまとであったモデルガンを購入していた。
そのモデルガンを上着の内側のホルスターにおさめ、渋谷にある、購入した店に行こうと誘ってきた。
買えはしないが沢山のモデルガンを目にできる。そう思い、貯金箱にあった小銭をすべてポケットに入れ勇躍出かけた。
道順はもうすっかり忘れたが、その店は道玄坂のとある雑居ビルの何階かにあった。
H君が店の店員とモデルガン談議をしている間、ひょっとして何か買えるものはないかと商品を眺めていたところ、
当時の映画スターがガンを手におさまっている6つ切りくらいの写真が目に入った(もちろんオリジナルではなく印刷物)。
これなら買えるかもしれない・・・でも、売り物かどうかわからないし。。
当時店内には若い道楽息子風の店員が3~4人、あるいは4~5人居た。
全部店員だったのか、それとも店員のダチが複数屯していたのか。のちに振り返ってみると、狭い店内だったのでそのようにも思ったりする。
ひとり、カウンターの中で手持ち無沙汰にしていた一番若そうな(二十歳か19くらいに見えた)スポーツ刈りの小僧に、
丁寧な言葉で「すみません・・・」と、声をかけたところ、優し気に応対してくれる。
二言三言話しているうちに、この小僧も、私が写真に興味があるのだな。と悟った様子だったが。。
そこで、「これは売り物ですか。売り物ならおいくらでしょうか。」と聞いてみたところ、
売り物か販促物かはっきり答えずに、「う~ん、売ってやっても良いのだが。。」というような態度。
そうしてさんざん焦らして期待させておいて、出てきた返答が3万円!真面目に受け答えしてくれていると思ったが、完全に小ばかにされた、おちょくられていたことに気が付いた。
ニヤニヤしながら「安いだろう」と言う。返答に困ってどうしたものかと。。畳みかけるように「安いだろう、安いだろう。」とつっかっかってくる。
しつこく同調を促すもので、ついつい、私も「はい、安いです。」と答えたところ、態度を180度変え威圧的な罵詈雑言を機関銃のように浴びせてきた。
何も答えられずおろおろしていたところ、奥にもう一人居た長髪の男(今から思えば、こいつも22、3の小僧だったが)が黙って近寄ってくる。
当然、このスポーツ刈りの小僧を諫めてくれるものだと、子供ながらに一瞬期待したのだったが・・・
とんでもない。この長髪の小僧は近くにあった日本刀(もちろん売り物の模造刀であったのだろうが)を引き抜き、私の首筋に押し当ててきた。
そうして、やはりニヤニヤしながら頸動脈の辺りをなぞってみたり、大きく振りかぶって首筋寸前で止めてみたり・・・
恐ろしくなって、「もう帰ります。」と言って漸く店の外に出た。貧乏人は来るなとかなんとか、外に出てからも暫く罵詈雑言が止まなかった。。
二度とこんな所へは来るまいと思った。
Av4.0 Tv 1/160 ISO 125
Av4.0 Tv 1/250 ISO 125
Av4.0 Tv 1/800 ISO 125
カメラ CANON G9X2
画像設定 AUTO
ホワイトバランス AUTO
撮影日 201.01.09
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渋谷。馴染みのある街ではないが、それでも一時期はそこそこの頻度で通った場所。
・・・しかし、あまり良い思い出はない。
思春期の頃には、気に入った女性に別れを告げられた場所でもある。
もっと昔、中学2年になって間もないころだったと思う。
斜め向かいの母子家庭に育ったH君に誘われて、初めて渋谷へ出かけた時の醜い思い出はいまだに忘れられず、
事あるごとに蘇ってきたりする。
H君は2歳年上で、この年中学を卒業し水道工事屋へ就職していた。
彼は、初めてか2度目の給料で、当時子供たちの憧れのまとであったモデルガンを購入していた。
そのモデルガンを上着の内側のホルスターにおさめ、渋谷にある、購入した店に行こうと誘ってきた。
買えはしないが沢山のモデルガンを目にできる。そう思い、貯金箱にあった小銭をすべてポケットに入れ勇躍出かけた。
道順はもうすっかり忘れたが、その店は道玄坂のとある雑居ビルの何階かにあった。
H君が店の店員とモデルガン談議をしている間、ひょっとして何か買えるものはないかと商品を眺めていたところ、
当時の映画スターがガンを手におさまっている6つ切りくらいの写真が目に入った(もちろんオリジナルではなく印刷物)。
これなら買えるかもしれない・・・でも、売り物かどうかわからないし。。
当時店内には若い道楽息子風の店員が3~4人、あるいは4~5人居た。
全部店員だったのか、それとも店員のダチが複数屯していたのか。のちに振り返ってみると、狭い店内だったのでそのようにも思ったりする。
ひとり、カウンターの中で手持ち無沙汰にしていた一番若そうな(二十歳か19くらいに見えた)スポーツ刈りの小僧に、
丁寧な言葉で「すみません・・・」と、声をかけたところ、優し気に応対してくれる。
二言三言話しているうちに、この小僧も、私が写真に興味があるのだな。と悟った様子だったが。。
そこで、「これは売り物ですか。売り物ならおいくらでしょうか。」と聞いてみたところ、
売り物か販促物かはっきり答えずに、「う~ん、売ってやっても良いのだが。。」というような態度。
そうしてさんざん焦らして期待させておいて、出てきた返答が3万円!真面目に受け答えしてくれていると思ったが、完全に小ばかにされた、おちょくられていたことに気が付いた。
ニヤニヤしながら「安いだろう」と言う。返答に困ってどうしたものかと。。畳みかけるように「安いだろう、安いだろう。」とつっかっかってくる。
しつこく同調を促すもので、ついつい、私も「はい、安いです。」と答えたところ、態度を180度変え威圧的な罵詈雑言を機関銃のように浴びせてきた。
何も答えられずおろおろしていたところ、奥にもう一人居た長髪の男(今から思えば、こいつも22、3の小僧だったが)が黙って近寄ってくる。
当然、このスポーツ刈りの小僧を諫めてくれるものだと、子供ながらに一瞬期待したのだったが・・・
とんでもない。この長髪の小僧は近くにあった日本刀(もちろん売り物の模造刀であったのだろうが)を引き抜き、私の首筋に押し当ててきた。
そうして、やはりニヤニヤしながら頸動脈の辺りをなぞってみたり、大きく振りかぶって首筋寸前で止めてみたり・・・
恐ろしくなって、「もう帰ります。」と言って漸く店の外に出た。貧乏人は来るなとかなんとか、外に出てからも暫く罵詈雑言が止まなかった。。
二度とこんな所へは来るまいと思った。
Av4.0 Tv 1/160 ISO 125
Av4.0 Tv 1/250 ISO 125
Av4.0 Tv 1/800 ISO 125
カメラ CANON G9X2
画像設定 AUTO
ホワイトバランス AUTO
撮影日 201.01.09
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あの当時の小僧共は、まさに団塊の世代最後期くらいでしょうか。
以前、社内でも団塊の世代連中には良い思い出はありませんでした。
以降、「団塊の世代」と聞くだけで虫唾が走るようになりました・汗
どうもありがとうございました。
ぞぉ~~~~~っとするような真冬の怪談のような話。
私もあります、幾つか。
ある日突然、糸が引っ張られるように出て来るものでもあるのでしょう。
そういう場所へは無意識に寄り付かないものとか他の事に忙殺されてて出て来ないのですが、出ちゃいましたか!?
転勤族をしていた時、遥か昔に住んだことがあって、再び短期間住んだときに、そんなのが、遅延爆弾的に出て来たことがありました。
幸い、すぐに引っ越しだったのですが、随分後味の悪い思いが暫く残りました。