やっと石巻の情報

今日は、夕方、やっと従兄弟と連絡が取れた。

仙台から石巻まで、なんと車で行ったとのこと。

ガソリンがギリギリだったらしく、苦渋の決断だったらしいが、

一人の従兄弟は親が石巻で被災していたので、

なんとしても行きたかったのだろう。

お陰で、祖母の様子もわかり、

被災の状態も携帯で写真を撮ってきてくれて、

詳しい様子を知ることができた。


家は流されずに済んだものの、

泥だらけ、ぐちゃぐちゃな状態で、

津波でどこかの車が壁に無残に乗り上げている状態。


小学校に避難していた従兄弟とも、

夜にやっと電話で話すこともできた。


毎日、家に戻って、瓦礫や泥の片付けをしているとのこと。

家にいないと、この場に及んで泥棒が入るらしい。


しかも避難所にいないと、物資の配給を受けられないため、

家に戻りたくても、戻れないという状況の人もいるのだ。


未だ電気もガスも水道も不通。

早く何とかしてあげて欲しい。


携帯電話は、電池で充電。

その電池ももうすぐ無くなりそうとのこと。


避難所にいる叔父は、男手が足りず、70近いというのに道路を片付けたり走り回っているとのこと。

でも、それほど元気だということで安心した。


しかし、とにかく物資が不足しているらしい。

祖母の紙おむつも無くて困っていた。


従兄弟に何が欲しいと聞いたら、

泥をはじくための高圧洗浄機が欲しいと言っていたが、

とにかくガソリンが欲しいとのこと。


東京では連日、ガソリンスタンドに何十台も並んでいるという状態だというのに、

いっそのこと、自家用車は禁止にしてしまった方がありがたい。

こちらもあきらめられる。

東京は電車もタクシーもあるのだから。


仙台市に住む従兄弟でさえ、電気は通ったもののガスもまだ通らず、

お店はほとんど閉まっていて何も買えず、かろうじて農家からもらうお米と野菜だけがなんとか頼りとのこと。

缶詰も無くなり、おにぎりにして、食事は、一日2回だけにしているとのこと。

ここでも、ガソリンが欲しいとしきりに言っていた。


ほんとに、可能なら、ガソリンを買って持って行きたいくらい。

私の車は、約100Lガソリンが入るので、たぶん700～800 kmくらいは走れるだろうから、

道さえ大丈夫だったら、仙台まで車で行けるかなと、真剣に考えている。


とにかく、困っている誰にも、宅急便も何も送ってあげられないのが、とてももどかしい。


そして早く祖母に会いに行って抱きしめたい。

私は、会いに行けない母の代わりとしても、なんとしても祖母に会いに行きたい。


（避難所から移動したばかりの祖母の写真）
元気そうでよかった！