愛するもの大好きな場所へ

今日は、Judyの愛犬ALEXと海へ行く約束をしていました。
ALEXはマルチーズで１５才。
肝臓に腫瘍があり、毎日、今日も生きていてくれてありがとう、というヒヤヒヤな状態とも言えます。
生まれはカリフォルニアのカーメル。
２才までは、お散歩は、カーメルビーチです。
美しい景色の中で、ほんとに幸せなシーンだった。

でも人間の勝手なお引っ越しにつき合って、こんな都市のど真ん中に住まされて、ALEXにとってみれば、カーメルと比べたら劣悪な環境になってしまったことでしょう。
そして、二度とその故郷にも返してあげられないけれど、海だけでも見せてあげたい。
だから、元気な間に、海へ連れってて、好きなだけお散歩させてあげたかったのです。

今日はあいにくの小雨。
東京を出るときは、曇りだったので、とりあえず行こう！ということで、息子と両親を連れて、出発。お天気が悪いお陰で、高速道路は全く渋滞なしで爽快に運転できました。
しかし、老犬なので、途中の車の中でウンチをしてしまい、大変なことに。
抱っこしていた母の洋服はウンチまみれ、、、
母の服を脱がし、服を買ってきて着替えさせたり、ハプニング。
とにかく、「今日は、ALEXのための日だから、彼が主役。ALEXが幸せを感じられるように協力して下さい！！」とJudyがお願いすると、父が、「まあ、ウンチは、運がついたということで！」とか、「おっ、これは、ウ～ンといいことあるなあ！」などと、さむぅ～いオヤジギャグを連発しながら、湘南へ向かう。やっぱり、Judyの父親なので、かなりオカシイため、大笑いの車中でございました。

ほんのり少しだけ雨が降っていたが、鎌倉のビーチで１時間くらいお散歩。
目もあまり見えないし、足腰が弱っているため、昔みたいに、気が狂ったように走り回るということもないのですが、とても嬉しそうな気分が伝わってきます。
ヨロヨロとして、時々こけたりしますが、犬とは言えども、解放されてるぅ～！と喜んでいたハズです。海の香りや風を思い切り、楽しんでくれたかな～。

今日は、ALEXをお散歩させながら、アルツハイマーの母と手をつなぎ、楽しくお話しして、そして波打ち際で遊んでいる息子と父の姿に、とても幸せを感じました。
きっと、このシーンも決して忘れない事でしょう。