こんな寒さ久しく忘れていました。
めんどくさがり屋の私が出掛けに「手袋、持ったかな?」と気にするほどです。
クリスマスにはプレゼントされた手袋のことを書きましたけど、そうそう、「手袋と寒さ」で忘れらない思い出があります。
昭和41年の春、高校を出て静岡の観光会社にバスガイドとして就職しました。静岡は暖かい地なのですが、沖縄から出てきた私にとっては初めての冬は辛いもので人前でも手袋をしたまま一冬を過ごしました。
「そんなに寒かったか」と言いますと、寒いではなく、「痛い」という感覚でした。でも人前で手袋をしていたのは別の理由です。手が真っ赤になって酷いアカギレで血がにじみ出ている状態で恥ずかしくて出せなかったのです。
体の順応性ってすごいですね。二年目からは全く大丈夫で、温暖化の進んだ今はもっと大丈夫です。今年の寒さはその頃を思い出す寒さです。
手袋でおまけです。観光バスと言えば、運転手もガイドも白い手袋が必需品です。山田邦子が売り出しの頃、バスガイドの格好をして左手でマイク、右手の指をスッと立てて「皆様、右手をごらんくださいませ。続いて左手をごらんくださいませ。ただいまは首の運動でした。」なんてやっておりましたが、正にそれです。
「ソコノ オゼーテブクロ ヒテルラー」と運転手から言われて目を白黒させました。
2、3回言っても私が呑み込めないので「そこの 汚い手袋 乾いているだろう」と言われてホッとしたことを今でもよく憶えております。
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