ローストチキン

　「昨日はありがとうございました。
　　思いがけなく、温かいお腹でいいイブを過ごす事ができました。
　　ほんとうにご馳走様でした。風邪を引かないでよいお年を。」

　25日、クリスマスの日に利用者さんから嬉しいメールをいただきました。
イブの日の夕方に生活支援（お掃除）でお一人暮らしの女性利用者さんを訪問したのです。
仕事が一通り終わって帰り支度をしながら少しお話をしていました。

　私　「Ｓさん、今日はチキンは買ったんですか？」

Ｓさん「あら、全く忘れていたわ。昨日、お宅の会社からクリスマス会にご招待を
　　　　受けてケーキはいただいたからもういいわ、と思っていたのよ。
　　　　私、チキン大好きなのよ。いやあ、食べたくなったわ。
　　　　明日もあるかしらね。」

　私　「あら、私余計な事を言ってしまったみたいですね。」

Ｓさん「ホントよう。食べられないと思うと余計に食べたいのよね。」

　私　「良かったら買ってきますよ。」

Ｓさん「いえいえ、あなたはもう時間なんだから。ほんとにいいのよ。」

　私　「そうですか。それでは失礼いたします。」

と、いう事で終わったんですけどね、食いしん坊の私は気持ちがわかるだけにそのまま帰るわけには行きません。利用者さんがいつも利用しているスーパーに行ったんですよ。そうしたら、丁度焼きたてのローストチキンが並べられているところでした。
熱々のモモ焼きを一本買っていってプレゼントしたのです。とっても喜んでくださいました。そしてメールまでいただいたのです。こちらもいいイブでした。