先日の続き
自転車で飴細工を街角販売していた2007年
当日用意した飴の適正温度と外気温が
あまりにも違い道具箱から飴を取り出すとスグに固まってしまい、
基本の飴を練る工程が不可能な状況でした
この日はかなり遠くまで移動しており、街角販売は現地で1つ買ってもらえて
成功とカウントしているので何としても作らねば
私が始めた20年前は飴を白く練れて(だいたい1か月以上、練習では火傷ばかり)
から、ようやくハサミを持つ工程に入れた
順序が有り飴を白く練るのが基本形だったのです
最近みかける飴の上から色粉で絵を描いたり模様を描くのは邪道とされておりました
何故なら形は適当に作りお絵描きでごまかしが出来るからと、私は聞いた事が有ります
(昔から目など最小限は描いておりました)
そんな時代なので透明の飴細工は論外だったと思います
話は戻りますが
なにしろ1つでも作り買って貰えなければならず
基本の飴を白く練る工程は諦め透明でキティちゃんやアンパンマンを
作り並べると、夏場だし透明感が有り
涼しげで良いと好評を得た飴細工でした
そんな経緯が有りその時の状況は今でも覚えている
思い出が残る、飴細工の1つです
この龍も透明バージョンに変化を加えた飴細工です
模様は最近見かける上から描かれる方法とは違います
2009年にもブログで公開しておりました透明イルカ編
飴細工 寿庵 ホームページ
以上の証拠から15年前より私は作っておりました
言い伝えでハサミを使用される前の飴細工を少し作って見ました
色粉は、まだ赤のみだったと思われます
単純素朴な物ほど拘ると面白い物で
鶴は首先まで空気を入れるのが拘り
おそらく昨今では注目を浴びることが無いかもしれませんが
端的に特徴だけを捉え即座に作り上げる
古来飴細工の原点も大事に残したいと思います