40年前に描いた壁画4×2.5mの修復をすることになり、ただ今格闘中。
お絵かきで格闘というのも変なたとえですが、絵筆でチョコチョコと修正すると言う仕事ではなく、1センチちかく盛り上げた繊維壁材が相手です。
そのほか、石膏セメントなどに顔料を混ぜたものを絵の具としているので、とても通常のお絵かきとはいきません。
20代前半の製作で、布キャンバスではとうてい不可能なほどの盛り上げが面白く、これでもかこれでもかと思える重ねようです。
正直、よく40年も剥げ落ちずに残っていたと、感心をしてしまいました。とはいっても繊維壁材は剥がれやすく、埃も吸いやすいので今は人気がないようです。
まずは剥げ落ちるものは落としきることからの作業です。
タバコのにおいが染み込んでいて、ツンツンとくるエライことになってしまった。
油彩画でもタバコの煙は大敵で、絵の具の中に深く染み込んでしまいます。
あらためてタバコってーヤツはヨロシクナイと思いました。
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