棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

癒しの雨

2011-07-19 06:57:48 | 山郷の暮し
久しぶりの雨にホッとし、傘もささずに散歩する。
放射能が幾分含まれているのかもしれないが、そんなことよりも乾いた体を癒すようにしみこんでくる。
この雨降りが台風の影響なのかわからないが、癒しの雨の程度ですんでほしい。
ワンチャンは頭がぬれるのがイヤだとみえ、オシッコを終えたらしきりと帰りたがる。
「気持ちのいい雨じゃーーねえか」といってみたところで、彼らには分かりはしないが、なんとなく自分に言った。
足元からは蛙やイナゴ・ばったが飛び出てくる。へたばっていた花たちも元気になってくれた。

入道雲

2011-07-16 07:59:44 | 山郷の暮し
「熱いなーー」といっても、信州の山里。
おそらく、扇風機ですむからまだ楽だよ、と言われそうです。
多くの人が住む都市部では節電節電というなか、
カッと焼き付ける猛暑が続き、もーー大変ですね。

暑さのピークを過ぎる午後三時ころになると、決まったように東の空に巨大な入道雲が立ち上がる。
時にはゴロゴロと景気のいい音を奏でるが、夕立までにはならない。
お天道様が隠れるとひと時花の谷は日陰陽になるが、空の一廓がオレンジ色をおびると、真っ白な入道雲が金箔のようにに輝く。
谷は反射光で照らし出され、日中とは異なる不思議な明るさになる。
ただ今、まい夕刻に興じられる光の大シンフォニーに見入りながら、
今までの人生がこの一瞬にあったのだと思いつつ、グイッと一杯。
バカチョンカメラでは、とてもモノに出来ません。残念だ。

緑の海

2011-07-15 08:05:05 | 山郷の暮し
ほおの実
散歩時に麦藁帽子にバッサとなにかがあたった。
大きな木陰を造っている、ほおの樹から落ちてきた実だ。
ご存知、朴の樹の大きな葉は、香りがよく朴葉味噌で有名。
この樹には春、枝先に睡蓮に似たような白い大きな花が咲く。花に見えても花ビラではなく、白い額なのであろう。
大きな木陰には、松かっこのように実がついたものが、たくさん枯れて落ちている。
写真のような種らしく成長したのは始めて見た。といっても成長しきれずに落ちてしまったのだ。
大きな樹をよくよく観察しても、実の集まり(植物学でなんというのだろう)を見つけられなかった。
なんとなく、熱帯樹林で見た野生のドリアンを連想した。
次いでだが、タイあたりの栽培されたでっかいドリアンよりも、野生のものははるかに美味かった。

おあつうございます

2011-07-14 08:04:56 | 山郷の暮し
朝からムーーンと暑い。
夕刻になるとゴロゴロと賑やかな空になりますが、降りそうで降ってくれません。
散水風景画あちこちの畑でみられます。
チビのハナがどろんこで帰ってきました。
いつのまにか抜け出し、おそらく田んぼに入ったと思われます。
生後四ヶ月になり、ますますやんちゃになっています。

かえるのお店

2011-07-13 07:54:38 | 山郷の暮し
友人の奥さんから案内状をいただきました。
蛙のお店「RiBBiT」がケロケロと産声をあげました。場所は蛙の町「松本市縄手通り」です。と。
たしかにこの奥さんは蛙がすきと見えて、お尋ねしたときは玄関から始まって、応接間は蛙グッツでいっぱい。
「蛙さんの絵を描いてほしい」と言われたが、ハイョッというわけにはいかないでいた。

蛙といえばずっと以前に、インドネシアのお土産品の中に蛙の剥製で作った愉快なかっこうのオブジェがあった。
数体買ってきたがいつのまにかドコカニいってしまった。
この剥製蛙は禁止になって、残念なことをした。
特別な蛙なのかしらないが、牛蛙ほどの大きさであった。
そんな話を奥さんにしたら、大層くやしがっていた。
趣味が高じてお店まで出すとは・・・。
ところでRIBBITとは英語でケロケロということらしい。

国蝶ーおおむらさき

2011-07-12 07:57:33 | 山郷の暮し
一週間ほどまえからバサバサとぶさいくに飛んでくる蝶がいます。
見目麗しき国蝶とされているオオムラサキ蝶です。
ことしは特に多く、窓ガラスにバタバタともがいていてます。
猫ほど飛び掛りはしませんが、チビ犬のハナも今までに数羽もてあそんでいます。
この蝶は「人見知りをしない」というのもへんですが、どこにでも止まり、なめまわします。
しっかりとナメテイルという感じがあり、こそばゆい感じがする。砂糖水など実によく吸い込んでしまう。
賢犬サクラなどは鼻のあたまに止まっても、慣れているのかじーーーっとしています。
こんなときの写真をものにできたらいいのですが、ナカナカ。
この蝶の飛来期間は短く、あと一週間くらいだったと思います。

出番がありません

2011-07-09 12:43:22 | 山郷の暮し
縄張りの権力闘争に心身疲れ果てて帰ってみれば、わけのわからぬチッコイのがいる。
どーーーもきにくわぬ。
サクラばーちゃんのオッパイは飲むし、俺の食い物にくらいつく。
オレの留守の間に、憩いの場である我が家はチビに占領されてしまった。
いまじゃーーサクラばーちゃんまで、他所で寝ている。

新作お絵かきに入れそう

2011-07-07 08:11:27 | 山郷の暮し
七夕の夜ですが大雨の予報がでています。大事に至らないことを祈ります。
数日前、木陰で瞑想(見た目には昼寝・・そのとおり)をしていると、フッとゴーギャンの作品群が浮かび上がる。
絵画論的には様々な解釈があるが、それは別項として「ゴーギャンは桃源郷を描き出したんだ」と思ったとたん、数年前から
漠然と湧き上がっていた、潜在的な自身の風景または心象風景への糸口が開けた気がした。
「この現実風景を心象空間に、心象風景を現実にすればいいのだ。幼き子供たちの生み出す世界のように」
「桃源郷」と称することもできようが、私自身がその固有空間に遊んでいる姿を、現時点から眺めている自画像風景なのです。
またまたややっこしいことになってしまいましたが、見える風景と、観ている視点(次元)との関係が問題なのです。
といっても、ソレは作者の問題であって、鑑賞者にはなかなか理解をしていただけないことなのですが・・・。
今年最初の大作になっていきそうです。
木陰で昼寝をしているようで・・やっぱり昼寝かもなーー

お粗末な政治劇

2011-07-06 07:28:44 | 山郷の暮し
従来の保守的政治家ではない新たな総理が誕生した、と大いに期待をした菅総理大臣。
いろいろとどたばた続きでしたが、長い保守政治の歪みでいかしかたがないことだと、ある程度ひいき目であった。
いきなりの大震災で庶民運動をしてきた経験をいかした、リダーシップを発揮してくれると期待したが・・・。
この度の復興大臣のおそまつな人事に、もーーーダメである。
この人物の言動や本質を判っていたのではないのか。それとも、この程度の人事しかできないほど、人材が無いのか。
ただただあきれてしまった。この責任は、任命者にある。
菅さんはかくも総理の座に執着しているのは、まだナニカやりたいことがあるのか。
もーーーだめではあるが、さて次なる人物となると・・・。
なんともおそまつな三流役者の政治劇が続いている。
ただ見せられる国民はたまったもんじゃーーナイ!!。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本