かまたさとるの今日のぶつくさ

1日の出来事や日常生活で感じることを「ちょっとだけ」ぶつくさとつぶやきます。

あらためて

2008年11月03日 | Weblog
今日は11月3日、62年前に日本国憲法が公布された日である。憲法をまもろう、と新市街で街頭演説も行われ、参加してきた。憲法改正の動きは安倍総理の時よりも、その勢いは減速しているが、麻生総理も改憲論者である。

最近では、防衛省内から改憲の声が上がっている。先日、航空自衛隊の田母神幕僚長が「日本が侵略国家だったというのはぬれぎぬ」と民間主催のコンクールに応募した論文に記していて、更迭された。

そして、その論文で「集団的自衛権の行使」や「攻撃的兵器の保有の解禁」という現憲法下では認められないことを求めている。

また、陸上自衛隊西部方面管制気象隊が隊員約100人に対し、預貯金や借金の状況、親族の職業などを調べていたことが明らかになっている。これは憲法が保障するプライバシーの権利侵害にあたるとの指摘もある。

一方、障害者の方からは2006年に施行された障害者自立支援法は、福祉サービス利用料の原則1割の自己負担を求めているので「法の下の平等」や「生存権の保障」を定めた憲法に違反する、と提訴されている。

日本国憲法は、これまで日本の平和や私たちの生活を守ってきているが、政府による勝手な解釈によって平和や人権や生活が脅かされてもいる。そしてこの際、都合のいいように憲法を変えてしまえ、との意見も根強くある。

憲法公布の日の今日、あらためて「国民主権」「基本的人権の尊重」「戦争の放棄」という現憲法の三原則を決して歪めることがないように対応していかねば、、と思う。

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