かまたさとるの今日のぶつくさ

1日の出来事や日常生活で感じることを「ちょっとだけ」ぶつくさとつぶやきます。

必要性の検証を

2009年10月29日 | Weblog
熊本市長の最近の動きにどうも違和感を感じる。国が建設を見合わせている駅前の合同庁舎B棟や立野ダムの建設について、あたかも市民全体が必要性を感じているように国交省に建設要望をしていることについてだ。

白川の河川改修はかなり進捗している現状で、本当に立野ダムが必要なんだろうか。ダムの費用対効果も含めてどれだけの効果があるのか、きちんと検証した上で、まず市民に対して必要性を問い掛けるべきだ。

また合同庁舎B棟については、国の出先機関を廃止して地方で出来ることは地方で実施することが地方自治体の首長として望むべき地域主権じゃないのか。そんな中で出先機関が廃止され、入居する人がいないビルを建設することは税金の無駄遣いにつながる。

既に完成しつつあるA棟には国の機関に入居してもらい、残りのスペースは単にハコもの建設を要望するのではなく、駅前の賑わいのために、人が集まるような活用策を求めるべきだ。

国が従来型の発想から変わろうとしているのに、熊本市長がこれまでの延長線上でしか物事を考えられないのでは困る。「しがらみからの脱却」や「柔軟な発想」が最初の市長選の際の基本姿勢ではなかったのか。初心に立ち返って再度必要性を十分考えてもらいたい。

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