RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

西からの偏屈な風の音楽を海の音楽に変換した日

2008-03-20 14:57:42 | なんだろう?

(10ヶ月ぶりにローズへママに会いに・ハーデンベルギア満開中)


今日のヘッドグランドミュージックは
「SEA  from Whale&Dolphin」
44分30秒 ず~っとまるごと
波の音とクジラとイルカ達の声のみで構成
まあそんな日もあるさ
海には海の音楽があるね
昨日今日と我が家のまわりじゃ
風の音楽が吹き荒れて
ず~っと風のBGMを聴かされつづけた為に
反動で海の音楽に走ったのだろうか?
しかも昨日は外に出たから
カラダごと風に巻かれて
もう少しで風と共に去りぬじゃ
我が家は特に風の通り道だから

ぴ~ぷ~ ご~こ~
ばしゅん びしゅ~ん
ごととん ごととん
ぴきぴき ぷ~ぴ~

やかましいことこの上なくゴザ候
関所を設けて通行料をとろうかい
ところでこの風は偏西風というのかな?
なんかね偏屈な風の音楽だったよ

偏屈といえば家のP君のことである
今日は祝日春分の日だが
年度末だから土日祝日関係なく
仕事の電話は鳴っている
朝からプリンターのP君が機嫌をそこね
反応しなくなり不貞寝をきめこんだ
自転車君のパソコンに
つないでいたレーザープリンターが壊れて
ずいぶん経つが経費削減の折
なかなか買えないでいて
るるのパソコンに普段つないでいる
古くてレーザーじゃないプリンターP君を
ときどき自転車君が自分のに繋いで使うのだが
このP君は移動させられるのがいやなのか
自転車君のところでもよくトラブルし
戻ってきてすぐには
反抗的というのか無視をきめこむ
クリック クリック クリックしても
白銀比1:√2の紙を吸い込んでくれず
「しらんわ~い」なのである
もしかしてP君はるるに惚れているのか?
そんな気さえする今日なのである

偏屈風に巻かれ古いマシンに気に入られ
弥生の春の日に新聞のフロントページの
ダライ・ラマ14世の写真を見つつ
世界の春は遠いよね~と思う
そういえば去年秋に来日したよね
西日本新聞は結構チベット暴動の記事に
紙面を割いている
ほかの新聞はどうなんだろうか?
2002年にダライ・ラマが来日した時に
NHKに出演してインタビュアーの一人として
参加した藤原新也氏が
「名前のない花」と言う本で書いていたが
公の番組で彼と同席するというのは覚悟がいることである
事後に中国側のブラックリストに名が記され
今後入国を拒否されることもありうると
それでも氏はあえて
政治的質問までしたっていうから
すごいなあ
その放映後日中友好を目的とする団体からきていた
定期刊行物がぱったりとこなくなった
と書いてあった

日中の溝は深まるばかりだ
宗教と政治のからまりぐあいは
偏西風と共に固い糸(意図?)だんごができ
もうほどけなくなってしまっている
切らずにほどかなければいけない
北京オリンピックは無事開催されるのか
参加国は減るんじゃないのか

西欧の祭典オリンピック
正式名称オリンピアード競技大会は
ここ20年で参加国を
うなぎのぼりに増やし続け

1980年モスクワ大会の参加国 80カ国
1984年ロサンゼルス大会  140カ国
1988年ソウル大会     159カ国
1992年バルセロナ大会   169カ国
1996年アトランタ大会   197カ国
2000年シドニー大会    200カ国
2004年アテネ大会     207カ国

これが放送収入に変換されると
最初1010億ドルだったのが
24年で1.5倍の1498億ドルだっていうから
世紀のビジネス祭典でもあるのよね
北京オリンピックの運営費は16億2500万ドル
経済効果という言葉に敏感な一部アジア諸国
(日本・韓国・中国)が開催国になりたがる訳です

文明開化以降の西欧化でエドのぐ~は喪失し
いや日本独自の文化は西の風に巻かれたね
ちょっと無理やりっぽいが

文明開化といえばだ(笑)
土曜日テレビで『長州ファイブ』
という映画を見た
明治をそして文明開花をもたらした
5人の長州男たちの旅の話である

井上聞多(馨)、遠藤謹助、山尾庸三
伊藤俊輔(博文)、野村弥吉(井上勝)
英国と日本の工業と文明格差に愕然としながらも
国の為に学び
『生きたる機械』になる為に
命を賭ける男たち

なかなか面白かった
ナイスな格言の映画でもあった
松田龍平演じる山尾庸三が
出会った異国の女
彼女は声を持たず
彼が留学を終えて帰国する前に
鉄道で家を立ち退くことになり
別れの手紙を残して去る

『確かにこの国は文明国かもしれない
でもここには二つの国民がいる
持つものと持たざるもの
その二つは決して交わることはない』

造船の技術を教えてくれた
グラスゴーの英国人が別れ際に彼に言う

『技術者こそが真の革命家だということを忘れるな!』

留学中の下宿先のロンドン大学の教授の
奥方が別れ際に言う

『そこにあるものを工夫して、
そこにないものを創りだしてください』

教授は言う

『何故生きているかより
どう生きていくかが大切である』

まあそうだよね

最近読んだ本
中島美代子『らも』(中島らもとの三十五年)
中沢新一&波多野一郎『イカの哲学』
桜庭一樹『私の男』
石持浅海『扉は閉ざされたまま』

これから読む本
ミカエル・ニエミ『世界の果てのビートルズ』岩本正恵訳
古川日出男『アラビアの夜の種族』
文芸春秋今月号

「らも」を読んで
52歳で階段から落ちて死んでしまった
中島らも氏のことを思い出して
ユーチューブで生前の映像を見ることにした
そしたら死に装束に白い三角布をオデコにして
僕の理想の死に方を語っていた
ロックコンサート中に舞台から落ちて死ぬ
と言っていた
まあ望みどうりとはいかないが
近似値ともいえる死に方だったかも知れない
命日じゃないけど
彼岸に合掌