うららかな春の陽気に誘われて、日南海岸を夫とドライブしました。鵜戸神宮の岬が見渡せるスポットで、行きも帰りも休憩するのが、いつの間にか私たちの定番コースになってきました。
コンビニのコーヒー片手に海を眺めると、小さな悩みは波と共にどこかに引いてしまいます。昔の人もこのように、寄せては引き、寄せては引く波を眺めて心を広くして生きてこられたのかしら。
江戸時代の俳人与謝蕪村の有名な句を思い出しました。
「春の海 ひねもすのたり のたりかな」
(春の海は、一日中ゆったりとうねっていて、まことにのどかなことだ)
その通り、ゆっくりと引く波を眺めていて、ゆったりとした気持ちになりました。
帰りに4月始まりの手帳を求めました。退職した今も4月スタートの手帳を愛用しているのは、平凡な毎日に向上心アップの気持ちがまだあるからかもしれません。
カルチャー行事も4月スタート、この手帳に毎月の短歌教室の日程を書き入れました。今まで何回か入門講座を受講しましたが、今度こそ続けてみようかと思っています。
いよいよ4月から短歌に挑戦!
今日の「春の海」の感動を歌えるかしら。
老いて歌おうなんて決して言わない、老いの前に歌おう。
平凡なひねもす(終日)で、どのようなことが表現できますやら。 ”(-“”-)”