エロフェッサーの事件メモ2

エッチでキュートなオジサンの独り言です。

第1回短編ブログ小説

2012年06月02日 17時15分15秒 | Weblog

          

 

 

 

       Strawberry nightmare

 

午前中の仕事が押して、与吉は遅いランチを、慌ててかき込んでいた、

彼は40代後半で、サラリーマン生活も、可も無ければ不可も無く、

こんなスタンスで、満足していた、妻のみゆきとは、平凡な結婚をして

2人の子供は、我子と思えぬ程愛らしい、女の子の恵まれて、幸せに暮らしていた。

 

休日の自分の時間を何よりも大切にしていて、この時間が彼にモチベーションを与えていた、

今は、周りから冷やかされながらも、ヒップホップダンスを熱心に続けていて、

この時間を邪魔されない限りは、彼も妻の行動を束縛する事は無かった。

 

客先の訪問を終えて、帰社の途中で、フライフィッシング仲間の、先村から不意に

携帯の着信があった「与吉さん、江呂笛佐さんが、通勤途中に居眠り運転の車が

飛び込んできて、亡くなりました・・・・・・」

余りにも突然の事で、現実の事とは思えなかった、

江呂笛佐は自分の高校の先輩でもあり、尚も尊敬するフライフィッシングの師匠だった。

 

自宅に戻り、妻のみゆきにこの事を告げて、葬儀に列席する準備をしていたら

妻も葬儀に行きたいと言う、

先輩とは面識が無いはずだが、と思ったが今はそれ以上何も考えたくなかった。

 

江呂笛佐の葬儀は、小さな葬儀会館で行われていたが、外に人が溢れるほどの

列席者で、その人柄を物語っていた、

与吉は妻と、故人との最後のお別れをする、順番の列に並んでいた、

そして御棺の江呂笛佐の寝ている様な顔を見たとき、

隣の妻が急に御棺にすがり付いて号泣しだした・・・・

 

 

 

 

「えっええっ

 

 

この物語は、ノンフィクションで登場する人物、団体等は全て、架空のものです。

 

 

 

コメント (6)
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