クラウドって、何だ????
ワシが南国を訪れるようになって久しい
ここ奄美の魅力は、何と言ってもコバルトブルーの海だが
もう一つ、島の人の人柄もある、実に大らかで屈託が無い
明るくて、接していると、こちらがハッピーになる、
金銭的に裕福かと言えば、その逆で、これと言った産業の無い、島なので
大工のアントンの様に、徳之島に出稼ぎに行ったりする、
それでも、心が豊かなのは名瀬か?
今回、ガイドとして、一緒に釣りをした”まーぼ”を紹介しよう。
(他の方は、ここで紹介すると、クレームが来るが、まーぼは見ていないので)
まーぼは現在40代半ば、向こうでは、皆から”まーぼにい”と呼ばれている
にい、とは、貴方が思っている、「○なにい」のにい、じゃなくて、兄のことです。
ワシが2年目に来た時に、「また来たねぇ~」と握手してくれたその笑顔は
今でも、忘れることなく、深く印象に残っている、もう仲間に入れてもらったのだと
その時に実感して、すげぇ嬉しかった
南の人は早い、彼も早くに結婚して、二十歳の時には、長女が生まれた、
その子が18歳で、愛知県に就職した
ワシ等は、「たっぷりと、スキンを持たせないと、いけないよ」と。冗談を言っていたら
たちどころに、出来ちゃった婚になった
こうして、まーぼは、40代の初めで、おじいちゃんになった
彼も、アントンと同じ、大工をしている、愛車には仕事の道具に、サーフボード
それに釣竿が何時も積んである
今日は、いい波が来ている、と思えばサーフィン
潮が良いなと思えば釣りを仕事の前後に1時間ほど楽しんでいるそうで、
あるポイントで、車を停めたら「今この近くの現場で仕事をしているので、
昼には、ここに車を停めて、昼飯を食べるんだけど、この前魚が来たから、
釣ったよう~」と島のなまりで、話してくれた。
今は、あの娘も島に帰ってきていて、旦那さんも島で良い所に就職できて、
近所に住んでいて、しょっちゅう孫の顔を見に行くそうで、まーぼのiponeには
孫の写真と動画がいっぱいだった
「おれは今、幸せだよぅ」そう言った横顔は幸せにあふれていた。
こんなバックボーンが島の人の心を豊かにしているのかも知れない、
来年もまた、この人達に幸せを分けて貰いに行きます