突然ですが、ここでクイズです。半夏生と書いて何と読むのでしょうか。私も最近まで
知りませんでした。答えは「はんげしょう」です。この半夏生、夏至から数えて11日目
が半夏生です。昔の農家にとっては田植えの目安とも言われ、「チュウ(夏至)ははず
せ、ハンゲ(半夏生)は待つな」ということわざがある様に、夏至が済んでから半夏生
に入るまでに田植えを終わらせるのが好ましいと言われていたそうです。半夏生の前
に無事田植えを終えた農家では、この日の天候で稲作の豊凶を占ったり、田の神を祭
ったりするところもあったそうです。ちなみに今年の半夏生は7月2日(木)でした。
また同名の植物ハンゲショウは別名をカタシログサ(片白草)とも言います。
大仙公園にもハンゲショウが咲く季節になりました。半夏生のころに、花を開き、葉が
白くなるから半夏生と呼ばれると、一般には理解されています。
茎の先端の葉数枚が、一部分だけ白く変わるので(それも表側だけなので)、片白草
とも呼ばれます。
半化粧(葉の一部だけ白いので、白粉を塗りかけた、つまり半分しか化粧ができてい
ない)とする説もあります。
<ハンゲショウの花です>
「関西地方」では「タコ」を食べる風習があります。 関西以外の方でもスーパー等で
ポスターやポップを見かける方もあるかもしれません。半夏生に当たる日が『タコの
日』と制定されています。さて、この関西で「タコ」を食べるという習慣ですが、田植え
が終わり、稲が地にしっかりと根付くようにと願掛けをして、しっかり地に付いたら離
れない蛸を食べる様になったと言われています。
<水辺に咲くスイレンです。きれいな色ですね>
<小さな池の上を飛んでいたカップルのイトトンボです>