今回でハワイシリーズの最終回とします。ホテル近くの公園などにいたホノ
ルルで普通に見られる鳥たちのご紹介です。
ワイキキ周辺だけでなくハワイではやたらに白いハトがいます。この原因は
人為的なものでした。ハワイには結婚式に白いハトを空に放つセレモニーが
定着していますので白色のハトだけを繁殖させています。放鳥され自然に帰
ったハト達も白いハトだけに成ってしまったのです。
<ワイキキの浜辺でバカンスを楽しむ(?)白いハトです。>
ハワイにもアマサギが多数いますが、日本のものより小さめです。あちこちで
群れになって飛び回っていました。
<ハワイのアマサギも目つきが鋭いですね>
ハワイの州鳥ネネです。以前にもご紹介したことがあります。カナダガンが
ハワイで繁殖し、進化したものだそうです。
<今回のネネはキラウエア火山ではなく近くで撮れました。>
インドネシアの固有種種のブンチョウがたくさんいて、早朝の公園で芝生
におりてきてエサを探していました。
<ヒトをおそれない(人慣れしすぎた?)ブンチョウです。>
オナガカエデチョウはハワイでは、1970年代後半にオアフ島で最初に
確認されましたが、はっきりとした移入の時期はわからないそうです。
原産はアフリカです。現在オアフ島にはたくさんすんでおり、山間の森
林地帯にも分布を広げています。ハワイで最も小型の鳥のひとつです。
体は黒い細い縞が全体に入った、灰色を帯びた淡い茶色です。尾は
黒色、目の周りと嘴は赤色で、野原や沼沢地などを大きな群を作って
移動します。地面もしくは草の上で草の種子などを食べます。
<目の周りが赤いのがオナガカエデチョウのチャームポイントかな?>
日本でもおなじみのムナグロです。黄色の夏羽根がよく目立っていました。ハワ
イはムナグロがアラスカに渡る時の中継点だそうですが、中にはハワイに居着
いた個体もいるそうです。
<すっかり夏羽根になったムナグロです。この鳥も人慣れしていました。>
<メリケンキアシシギです。ハワイに似合わない地味な鳥です。>
アラスカ南部で繁殖し、冬はカルフォルニアやメキシコ西岸、オーストラリア東岸
に渡りをおこない越冬すそうです。日本では、旅鳥として少数の個体が主に春の
渡りの時期に太平洋側の地域で見られるそうですが、はっきりいって地味~な鳥
です。溶岩のある波打ち際でエサを探していました。
体色が溶岩の色とよく似ていて見つけるのが大変でした。