アカオネッタイチョウ(赤尾熱帯鳥)のことをハワイ語でコアエウラと言います。
その優雅に飛ぶ姿はハワイの海鳥の中で最もエキゾティックな鳥の一つです。
カモメに似ています、中央の尾羽が赤く細長くムチのようによくしなります。
くちばしは赤、眼の周りに黒い模様があります。
日本では絶海の孤島(小笠原諸島の西之島,南硫黄島,南鳥島)で繁殖している
そうですが、ハワイでは普通に見らます。
海岸の崖(がけ)などに巣をつくり、海岸近くで魚やイカ、エビなどをエサにして
いるそうです。環境省のレッドリストの絶滅危惧IB類に指定されています。
<この日の海は台風の余波で大波が打ち寄せています>
アカオネッタイチョウの長さは尾羽を含めると約100cm、翼の幅は110cmぐら
いです。
ハワイアンを含むポリネシアン民族はアカオネッタイチョウの赤い尾羽を帽子や
シンボルに使っていたそうです。
ハワイでは赤は貴族を象徴する色ですので貴重な羽として認められていたよう
です。太平洋の海原を航海するポリネシアンはこの鳥の習性を知ることにより、
ナビゲートする際に役立てたとのことです。
<今年の春にコナ空港で撮った飛行機です。垂直尾翼の赤丸内をご覧ください。鳥の姿とTropicBirdと
書かれています>
初めまして・・・・
HAWAIIの鳥について質問なのですが、10月後半での鳥の出会いは期待できるでしょうか?
①また撮影機材ですが、軽量コンパクトにと考えておりますがサンヨンくらいで良いでしょうか?
②ネイチャーガイドによる案内が必要でしょうか?
そうであれば連絡先などがわかればお教えください
突然で勝手な質問で申し訳御座いません・・・
ご回答頂けると光栄です。
eomai
10月のオアフ島のワイキキ周辺では、ムナグロ、シロアジサシ、コウカンチョウ、オナガカエデチョウなど普通種は見られると思います。特にカピオラニ公園には上記の鳥たちの撮影が可能だと思います。カピオラニ公園はワイキキからバスで10分(徒歩でも行けます)程度ですので穴場かもしれません。今回ご紹介したアカオネッタイチョウやグンカンドリ、今後ご紹介予定のセイタカシギ、アカアシカツオドリなどは生息場所までの移動手段がないと無理かと思います。
機材ですが私は328+1.4テレコンでした。34でも可能だと思います。
ネイチャーガイドですが、ツアーに参加する人数が少ないと(4人程度集める必要があります)、ツアーが行われません。参考までに以前お世話になった「かいる」さんのアドレスをお知らせしておきます。日本語OKのなかなか親切な方ですよ。
kyleono@hawaii.rr.com です。メールも日本語でOKです。
お忙しい中、質問にお答えくださり感謝致します。
この度、HOTELがプリンスなのでアラモアナ公園が朝の日課になりそうです。
カピオラニ公園もホノルルズーと合わせて回る予定です。
この度は鳥撮りが目的の旅行ではないので、早朝鳥撮りで我慢しないといけませんが、楽しみにしています。
中1日はノース方面へも行きたいと思っております。
とても参考になりました。
有難うございました <(_ _)>
eomai