先週土曜日のこと・・・。
『今日はゆっくり時間もあるから、プレゼン資料を整理しとこ。』
ところが!
事務所に向かおうと前の道路を左へ行くはずが私のハンドルは右へ。
導かれるまま、ダイヤモンドシティ・クレアに着いてしまった私は、久しぶりの映画を観ることにしました。
あの戦艦大和が撃沈するまでを描いた映画『男たちの大和』。
幾度となくこみ上げて来るものを、とうとう抑えることの出来なくなってしまった私は、不覚にも何度ハンカチを手にしたことでしょう。
自国の文化、ことに昭和前半を満足に語ることのできない近年の風潮に違和感を覚える私にとっては、この鑑賞はとても心地良い、そして切ない、人の機微を感じ取ることのできる時間でした。
映画の話から逸れますが・・・。
私の”心の友”豊太郎さんも住んでおられた満州。
ご存知のように、終戦間近、ソ連は満州に武力侵攻してきました。
満州製鉄で研究者だったという私の父は、その時二等兵として当地におり、間一髪助かったものの、捕虜となりシベリアに2年間抑留されていました。
戦後60年。戦争のことを断片的にしか話さなかった父に昨年、当時の心境を聞いたことがありました・・・。
この長い年月が解きほぐしたのでしょう。
父は長い時間話してくれました。
時には目を輝かせ、時には辛そうに・・・。
そんな時代背景・国民感情をしっかり描けている映画だと思います。
『このまま座ってて、もう一度観たい。』と思いながら、私は席をあとにしました。
http://www.yamato-movie.jp/
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