和楽の会民謡ファン、そして藤井清水音楽祭ファンの皆様
おはようございます
今日の江田島市は晴れです 日曜日に呉市文化ホールにて藤井清水音楽祭が開催されました
私はお客様が三味線や尺八にて毎年参加されておりましたので噂だけは聞いて知ってはいましたが、何しろ初出演でしたので、どんな状況かなど全く想像も付かないまま当日を迎えておりましたの
ただ、この呉市にある、この木製で囲まれた古き歴史のある素晴らしく音響の良い会館は、私が4年前に出演できた
NHKのど自慢の頃を思い出させてくれたのでした
あの時には、ゲストに氷川きよしさんが来られておりましてね
もう舞台の目の前は、氷川さんの大ファン
が、うちわを握りしめ席を埋め尽くされておりましたのでね
私は本当に自分が場違いな感じに思えてしまって
一体、こんなところで民謡を唄ってもいいのかな って
心の中で冷や汗をかいていたものだったのでした
だけど、その日も少しはございましたよ
音戸の舟唄は、藤井清水さんにあまり関連のない曲だと思いましたが、私のリーダーのピアニストさんが声が良いと気に入ってくださり、私は、この音戸の舟唄と、もう1曲、藤井清水作曲の
風に吹かれて に挑むこととなっていた
そういえば、NHKのど自慢では、この呉市文化ホールの素晴らしき大ホールに1600人もの
満員の観覧者さんがひしめき合っていたのでしたが・・ この日も予想以上の1、2階席のなんと8割ほどを埋め尽くすお客様が(3階席は閉鎖されていましたが)来場されておりましてね
いや、本当に藤井清水ファンの多いことに私は本当に度肝を射抜かれましたもの
今年の4月8日に
くれ絆ホールにて私は西日本より民謡の豪華絢爛なメンバーに協力を要請し集めて熊本支援コンサート
HANAを開催したのでしたが、私の名前の有名度は薄く、集まってくださった観覧者さんは120名ほどでした。 それでも観覧してくださった方々から、「あんなに見事な民謡舞台と分かっていたならば、もっともっと多くの友人に声を掛けたかった」との素晴らしき反響が寄せられ私は大変嬉しかったのでした。
そういった経験を踏まえているために、私は、この藤井清水音楽祭(呉市が
主催です
)が、いかに素晴らしいのかを理解した。 これだけ多くの音楽ファンが詰めかけていることの現実に驚いていた。 しかも、この音楽祭は
有料であった。 前売りで1000円でした(当日1200円
) 私も微力ながら、床屋のお客様を中心に私を含め7名もの方々を集めることが出来、とても嬉しかったです
私は、この音楽祭に出演するまでには、床屋を一番忙しい土曜日と日曜日と2日間も閉めなくてはならなかったので
正直、心の内は苦しかった
どこかでお客様を犠牲にする価値があるのだろうかと考えてしまっていた
私は、いけない道を歩んでいるのではなかろうか
プロ歌手を目指すわけでもないのに こんなに趣味の都合で仕事を休んでしまって いいのだろうか
とどこかで自分を責めていたのです
それでも不思議なのが、私の唄や心に反応してくださる音楽家がいることが
事実であり その方々が私のそのような揺れ動く心を許さないのです
つまり、音楽の道へと押し上げていってくださるのです
私は素人ながら確実に経験を積み、10年の民謡歴にて、ここまで成長を遂げられました
これも、全ては今まで出会ってきました、赤田鶴子先生、夢先生、桜さんを始めとする素晴らしい民謡の先生方や競技仲間さんたちのお陰様であり、私は本当に素晴らしい方々との出会いに恵まれているのです
藤井清水音楽祭での舞台に立ち、音戸の舟唄を歌い終え、思わぬ大きな拍手と喝采に包まれた時
私は解ったのです
この私にだって人に感動を与えることが、僅かでも出来るんだ
そのことに心から感謝をし、私にチャンスを差し伸べてくださったリーダー(ピアニストさん)や民謡の先生方、仲間に感謝をした
会場の観覧者さんからは、私に花束
や 花かご
が舞台下からプレゼントされ、それらにはスポットライトが演出してくださった
実は、この演出はリハーサルでは真っ暗だったのだったが、リーダーが気を効かせてくださって、スポットの追加注文を行ってくれていたのであった(感謝
) 私は、なんて素晴らしき人達や場所に恵まれているのだろうか
心の奥で嬉し泣きをした
この文化ホールにて和楽の会民謡の10周年記念行事が出来ないだろうかと一瞬、脳裏を巡ったのだったが
こんな見事な県を代表するようなクラスのホールでは、私一人の貯金を崩すレベルでは借りることさえ難しい
藤井清水音楽祭について述べれば、その舞台一つのために、専用のスタッフ、ホールの係員など合わせても、恐らく30名ほどのプロが動いており、一人あたり2万円と少なく見積もったとしても、人件費だけで60万円もの費用が掛かってしまう
そこから照明、音響、ホール、舞台装置などと、どんどん必要額が山波のように襲いかかってくることを考えれば、200万円でも足らないだろうか・・ 私の開催しようとする10周年記念行事には、もう一度、命を賭けることとなりそうなのだが、ホールをどこに決めるのかは、熟考したいと考えております
話が少し道を外れましたが、結局、私はこの音楽祭に出演を果たしたことは、やっぱり
プライスレスであった
勿体なさすぎだったのです。 また、コンサートを終えた後、驚くイベントに出会いました。 なんと藤井清水のファンと名乗る、東京からはるばる、このコンサートのために新幹線に乗って駆けつけてくださったという
音曲師 端唄や民謡を唄われる方が私のところに歩いて寄ってきてくださりましてね、「音戸の舟唄がとても素晴らしかったです」って笑顔にて感想を伝えてくださったんですよ
東京からはるばる駆けつけてきた方が藤井清水さんのファンであり、清美さんの作曲でなかった音戸の舟唄を褒めていただけたってのは、少し申し訳ない思いもありましたが、なにしろ、この唄は、私が自分なりにアレンジをし、成長させてきた大切な唄ですのでね、そのお褒めのお言葉に感無量な思いが致しました
誠に嬉しくありがとうございました
また来年、呼んでいただけるのかな
今度はね、素晴らしさが分かったから、もっと多くのお客様や親族にもう一度、宣伝をして、多くのチケットを自信を持って勧めてあげたいなと感じました。 音楽を愛する出演者の方々が多く出られましてね、その思いが私の心に響いて参りまして
同じ出演者として胸に染みるものがございました
そして、最後に出演されました、プロの歌手であります、川口京子さん。
なんて素晴らしい 一つ、一つの言葉に込められた大切な詩を思う気持ち、❤ハート、なんと美しきかな
私の席の周りから、すすり泣く声が聞こえて参りました
たった一言の発音に、あれだけの心を優しく詰め込んでゆく、その歌う姿勢と心に、観覧者さんたちは、皆、涙が溢れてきたのだと感じました。 「逢いたい」と70回以上も同じ言葉だけから構成されている曲を最後に歌ってくださりましたが・・ その全ての逢いたいに、一つ、一つの逢いたいシチュエーションが思い浮かびましてね
そうさせることのできる川口京子さんのプロとして人間としての素晴らしき技と努力に頭が上がりませんでした
やっぱりプロって違いますね
一言にかける努力、情熱、恐ろしいほどの思いが込められていて・・ どんなに努力を積み重ねてこられたことかを考えますと、本当に怖くなるくらいでした
私のような素人でさえ、10年も民謡を行っておりますと色んなことが起きたり、困難も待ち受けていましたが、プロの道となると、そりゃ厳しい道だと思うのです
いや、私にはとても出来ませんね。 あっ プロの世界は、私になれませんので、関係はないのですがね
司会には、寿江さんが入られておられましたが、いや、音戸の舟唄全国大会でもされていらっしゃいますが、流石でした
誠に発音が美しく聴きやすくて、みんな喜んでいましたね
ということで、藤井清水音楽祭の素晴らしいこと、そんな呉市の主催行事に民謡の唄い手として呼んでいただけたこと、これ、一生の誉れでございます
誠にありがとうございました。 心より感謝申し上げます
来年は、観覧席9割を目指して、「この
藤井清水音楽祭に来て幸せな気持ちになれた、ありがとうね
」と多くの方から感謝されるように頑張って宣伝をしてゆきたいと思っております。
私にも出演依頼があったらラッキーなのですがね
それは神のみぞ知るといったところでしょか
本日も皆さま、ご拝読、誠にありがとうございました
またお会い致しましょう失礼致します
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このお写真のマスコットは、きよみん という呉市昭和町出身である藤井清水のイメージキャラクターですよ
実は、中には、とっても可愛らしい女性が入っていたのでした(驚) 私、リハーサルの幕中にて、右手に持っている斧にて、腹を切られたんです(笑) 「
ビシッ」というお声と共に~ 柔らかいオノで良かったです~
右手の方は、広島県を代表されるようなアナウンサー 寿江さんです
音戸の舟唄全国大会の司会でもお馴染みとなりましたものね