音戸の舟唄 唄 田村さん 尺八、合いの手、擬音 ゆうさん zoom R-16 にて
和楽の会民謡ファンの皆様
こんばんは
私はこの舟唄を聴くと心がジーンとしてくるのです
自分には到底真似など出来ない年輪の深い味とやさしさが存分に込められているからなのです
もしかしたら、この唄に全く感動出来ないという方もいらっしゃるでしょう
もちろん 私の唄だって同じです 人にはそれぞれ好み
というものがございますし 感動できる壺が皆違うのですから
私はこの、合いの手をしてくださる田村さんの舟唄が好きなのです。
田村さんはいつも音戸の舟唄保存会に尽力され、それはまるで舟唄に自らの人生を賭けていらっしゃるかのようです。 私のお店にも、よく自転車に乗っては
遠い能美からはるばる来店してくださったりしております。
写真を撮るのが非常にお上手で
春のコンサート時には、私が製作致しました手作りパンフレットの中に 音戸大橋のフォトも撮影、編集、仕上げしてくださりましてね
お陰様で素晴らしい仕上がり
だったのです。 そういった人のために喜んで動こうとする田村さんの唄には、その人間としての素晴らしさ、深いやさしさ、丁寧さ、唄が好きだ
っていう気持ちがいっぱい込められているように私には聞こえてくるのです
この唄から私はたくさんのヒントをいただけております
皆様、この唄から何が聴こえてこられますでしょうか
話はここで ゆうさんの末路に切り替わらせていただきますね
私はあの時、こう思ったのです
こんなチャンスは滅多にない 自分を鍛え一生忘れられない良き思い出にする大きなチャンスだと
ここでタクシーに乗り楽をしていたのでは、私の目指す民謡は作れないと
私はすぐに母に電話をし
「歩いて帰ることに挑戦するから 3時間掛かるかもしれないが やるだけやってみたいから」 と伝えた。 三味線ハードケースとリュックとで10kgくらいの重さを持っていたのだったが、自分を試すチャンスだと喜ぶことにしたのです
美しい夜の星空(田舎ならでは
) 江田島と海とのコラボレーション・・ 夜道をテクテクと私はまずは高田港を目指し歩いてみた
せっかくだからと試しに後ろから抜かしてゆく車に手を振ってはみたが
車間距離を大きめに取られ去っていった・・
私も逆の立場であったなら止まらないだろう
それからは前を見て歩き続けた・・
約30分歩いてやっと高田港に到着出来た・・ 心配する母にすぐに電話で報告 「生きて高田までたどり着いたから 次は中町港まで頑張ってみるわー」 そしてまた歩き続けた
三味線を右手ばかりで持っていると・・ 体のバランスが崩れてはいけないので、時折、左手に持ち変えた
三味線は私にとって妻である 共に旅をして喜んでくれているだろうか
やがて中町港に着く、そこにはタクシーが待機していた
当然、ゆうさんは
乗らない 母に最後の電話をし、更に家まで挑戦をすると宣言した もう夜中の11時過ぎだった
さすがに足が疲れてきたので栄養を補給した。 宇品ターミナルで買ったメロンパン
いやー 普段の4倍甘く
美味しく感じた
試練が厳しいほど食べ物というものは、身に染みてくる
試練に挑むと さまざまな大切なことを教えてくれる
そのことこそが民謡を育ててゆく上で後に大きな材料となることを私は知っている
つまり試練が降りかかった時には大チャンスなのである
それからやっとの思いで、我が家にたどり着いた・・ 予想の3時間以内という目標を1時間も早く、2時間で家に着くことが出来た
しかし車がない
私は夜中12時に家に着き、すぐに床についた
早朝の6時に起床し
今度はママチャリに乗って
車で25分もかかる切串(きりくし)港まで車を取りに行った。 遅くても2時間の目標を立てておいたのだったが・・ 予想より遥かに早く1時間で着くことができた
車の後部に自転車の乗せ、また自動車に乗って家に帰った
この試練を終え、日頃から運動不足であった ゆうさんの右足はまるで棒のようになってしまった
母がマッサージをしてくれて2日ほどで痺れは取れ楽になった。 この試練が自分の運動能力と運動の大切さを学ばさせてくれたのであった。 今度からは、フェリーがどの港に行くのかをちゃんと確認しよう
いや、たまには間違えても面白い
だが三味線は持参していない時でお願いしたい(笑) 本日もご拝読、誠にありがとうございました
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