和楽の会民謡(唄、三味線、尺八、太鼓、箏 etc..)

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第18回目理容ボランティアの日

2012-09-10 20:52:31 | 日記
100名のファンの皆様こんばんわ 今、広島ではしとしとと雨が降っております。 水の少ない関東地方にも降ってもらいたいと願っているところでございます 



今日は、第18回目の理容ボランティアの日で我が江田島の理容組合が養護ホームで無料で散髪やお顔剃りを行なって参りました  カセットレコーダーを持参し  民謡を流しながら・・  楽しく散髪して参りましたよ



お年寄りの皆さんも  とっても嬉しそうで  待ってる間は・・  何やら意味のわからない奇声を上げておりましたが・・  自分の番が回ってくると  席に着くなり  じっと音楽にを済ませ・・



私のカット裁きに心地よさそうでございましたよ 
ボランティアを行うということは非常に素晴らしいことであります
お年寄りは喜び  私の心も喜び  介護師さんも喜び  良いことだらけでございます



良いことを行うのは心を澄ませるのに効果が高く  それらを少しずつでも積み重ねて生きてゆけば・・  それが自分の心の輝きとなり・・  人間関係、家族関係、民謡も全てにおいて繋がってくることになりますし



結局、人の為では決してなく自分の心の平和に繋がる大切な行いであると私は考えているのです。  私は民謡を愛しております。  それと同時にお年寄りを尊敬しており・・  今の平和な日本があるのも・・  全てお年寄りやご先祖様のお陰でございます。



そういった意味でも民謡という世界は、今は亡き昔の見たことのない時代の日本の歴史に触れることのできる数限られた素晴らしい趣味であると思っているのでございます。
日本人ほど着物の似合う国は世界にないでしょう



着物を着て・・  何か特別な心に変身し  和の心に変わる  そしてご先祖が昔作られた唄・・  つまりその方の想いを感じながら唄を唄うのです



私は最近、思うのです。  こんなことをここに書いたら・・  反論されるかもわかりませんが素直に感じたままを書きます。  私は色々な民謡をたくさん聞いて参りました・・  その中でわかったことがあるのです。



それぞれの時代に唄われた民謡・・  例えば、現代の若手の民謡。  30年前の民謡。  50年前の民謡など・・  古いものから新しいものまでたくさん聞いてみたんです。



そうすると  技術的なことは、今でも優れているとは思うのですが・・  技術では決してカバーできない何かが違う。  その答えを僕は考えてみたのですが・・  それはきっと時代背景にあると思うのです。



食べ物さえなかなか思うように食べれなかった時代に生き抜いた人と・・  今のように全くといっていいほど困っていない時代に生きている人・・  その両者が同じ民謡曲を唄ったとしたら・・  技術が似ているレベルであったなら・・



きっと困難な状況で生き抜いてきた方の方が唄に重みと染み込む魅力がプラスされているように思えるのです。  つまり私が何が言いたいのかまとめてみますと・・
民謡で人に感動を与える人間になる為には、まず人の痛みがわかる人間であることが条件になると思うのです。



人の痛みがわかる人間は、自分も痛んだ経験を重ねている人間です。  つまり、現代は、あまりに昔に比べて物がありすぎて困らないために人の痛みがちゃんと理解できる人は少なくなっているのではないのかと私は考えているのです。



僕は伝えたい  もし辛い経験をされた人、くぐって来た人・・  悩んだ人・・  いっぱいいっぱいいると思います。  それを是非、民謡で活かしてください。  逆に言いますと・・  苦労をあまりくぐらず民謡を行っても・・



もしかしたらずば抜けて素晴らしい民謡を創りあげることは無理なのかもしれません。
どんなに技術が上手であっても・・  そこには罠があります。  自慢をしたいという本能が働きやすくなるという落とし穴だと思う。



競技を行う時には・・  いったい何を考えて行えば良いのでしょうか・・  私は、最近、随分と考え方が変わってきました・・  いつかは日本一になってみたい  ずっと考えていました。



でも日本一のタイトルがゴールでもなんでもないのです。  誰もが唄う唄、誰もが弾く三味線の音色は、その人しか出せません。  つまり世界にひとつだけの音なんです。  誰にも真似はできないのです。



あなたは民謡を行なっていますか  どんな風に唄ってみたいという目標を持っておられますか  そして、その目標を目指されておりますか
なぜ、その目標が素晴らしく感じるのか理解できておりますか



私は、私にできる理想の表現方法と心から沸いてくる心の声で唄いたい  昔の民謡人の唄をよくカセットテープレコーダーで聞いているのですが・・  本当に心を感じられてうまい



これは間違いなく時代背景が関係しているのだと思います。  民謡というのは、その時代に生きた人達がそれぞれに唄い継承してゆきます。  今の時代で唄っている人・・  そう  今行なっている民謡の味や雰囲気は、50年後では恐らく出せないと私は分析してます。



50年前の民謡人より味のある民謡を唄うというのは、とても難しいと思います。
だからこそ、この民謡という世界には、遣り甲斐が未知ほど大きくあるのだと思っています。  よく民謡大会放映で・・  子供達が将来の夢を聞かれて答えるのですが・・



「演歌歌手」 とか 「パン屋さん」 とか答えます。  民謡という限りなく深い世界を子供達に理解は難しいと私は思います。  もしかしたら、民謡を行う意味を教えてあげる必要があるのかもしれませんね。



恐らく、どこも、勝たせる為に練習、練習、練習だと思う。  確かに勝つ為には練習が第一です。  しかし勝って日本一になったとしても・・  あなたはなぜ民謡をしているのですかと聞かれた時に・・  いったいなんて答えればいいのでしょうか。



もし、私が答えれるとしたなら・・  私は答えたい。  「私は日本が大好きです。 その日本を支えてくれたご先祖様を尊敬しております。 そのご先祖の想いに触れ親しみ自分の心を和ませ、それと同時に人の心も一緒に和ませたいからです」って・・



民謡で優れた唄や三味線を弾く為には、実は練習よりも先に民謡を行う意味をまず考えてみることが第一なのではないでしょうか。  ご拝読、誠に有り難うございました 












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