和楽の会民謡(唄、三味線、尺八、太鼓、箏 etc..)

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 広島駅に忘れ物を取りに行った

2016-12-15 09:09:44 | 日記
 火曜日のお昼少し前、私は広島駅アッセ駐車場に車を置き、人を乗せるために後部座席の機材だらけの荷物を整理するために一部(台車など)を外へ一時的にと思い出していた。 約束の時間に少し遅れた私は焦り、外に置いた荷物のことを、すっかり忘れて迎えに行った。 大切な楽器や機材を運んでくれる優れもののブルー台車(100kgまでOK)にはがないため、運転席に座る私に叫んでくれることなく置いてけぼりにされてしまった  人からいただいたバターケーキも犠牲者の一人だった 

夜にやっと江田島まではるばる車を運転し戻ってきたのだったが・・ 荷物を運んで整理していると何かが足りないことに気がついた  ブルー台車がいないのと・・ バターケーキ  が行方不明となっているじゃないか さあ大変だ  私は脳にある中古のハードディスクをフル回転させ思い出そうとしていた  あっ そうだ

焦って人を迎えに行った時、荷物を外に出して、あのままになっていたんだ  そういえば・・ 三味線も一時的に出していたのだったが・・ あるのか あった ZOOM もあるよな  あった マッキー 450も2台揃っているし コード類もあった  とりあえず、コンサートには関係ない(ひと安心) だが台車がないので捜索しなければ 

私は、すぐにパソコンを使い、アッセの電話番号を調べた  掛けてみると・・ 夜8時までしか受け付けないのだと自動音声が流れてきた  明日まで待つしかない 必ず助けてやるから待っててね  私は翌朝一番でアッセに電話をかけた  インフォメーションの女性の声だった 「・・お客様の忘れ物は、どんな物だったのでしょうか・・」 丁寧で可愛らしい声に安心感があった  「ブルーの台車と紙袋が行方不明なのです」と答えた。 「少々お待ちくださいませ」 すると・・ 「警備に伺いますと台車と紙袋が置き忘れてあり預かっているとのことです」 あっ良かった  「それでは、今夜8時~9時に伺わせていただきます」 私は決断した 

夜、仕事を終え、早速、広島駅ビルに車で向かった  1枚のCDを忘れず乗せて そこには、牛深ハイヤ節、五木の子守唄、久留米のそろばん踊り、おてもやん。 4曲が入っていた 私は太鼓を担当することになりそうなので、必死に聴いた ドライブをしながら聴いていると・・ その素晴らしい三味線の音色がお夏さんの音色に聴こえてきた  あの人ならば、これだけの奥ゆかしく見事な音を、きっと出せるのだろうな~ 最初は、そんなことを想っていた 

そして、強烈な感動を巻き起こす笛の音  これも大阪の達人さんが吹けば、そっくりに出してくれるのだろうな~ あの方だったら、きっとそうだと妄想を膨らませていた  曲の途中から鉦の音も聞こえてくる  かをりんさんは忙しい人だからなー 協力してもらえるのだろうか、まだわからない  唄は・・ あれから何十年か時が流れている  果たして、どんなお声に成長され、更に、そこから歩まれた人生の味が、どのような形で転化されているのだろうか 技術の維持、いや向上されておられるのかも・・ そんな、わかるはずもないことを考えながら運転をしていた。

すると奇妙な体験をした。 曲を真剣に聴いていると、各パートの音が一人、一人の映像に変わっていった。 そこには、私が太鼓を一生懸命に叩き、お夏さんが真剣な表情で三味線を弾いている。 隣には、大さんが笛を、奏でておられ、少し離れた位置では、かをりんさんが鉦を叩いてリズムを軽快に刻んでくれている。 その隣には、杉先生も真剣な表情で鼓を打ってくださっていた。 観客席には、母が感動に包まれ眺めており・・ くれ絆ホール全体が、まるでひとつの集合体になったかの素晴らしい映像が、どんどんハッキリと私の脳の中に組み立てられていった。

迫りくる大きな感動に、私は涙があふれてくる 目の前が涙で曇ると運転が危ない  それでも大きな感動が私を揺さぶってきて 私は気がついたら呉~広島間、ほとんど泣いておりました(嬉くて)  本当に歌手が、実際に、くれに来てくれるのだろうか 会ったことも、電話で話したことも・・ 住所さえも未だ全く知らない  生きていて一度は会いたかったと考えていた羽生善治先生には、この間、奇跡的に花束を渡せた私だったが・・ 人生に二度の奇跡が本当に私に起きるのだろうか

その前に、大手術を無事に成功し奇跡の生還を果たしてくださった民謡仲間に心からおめでとうの言葉を贈りたい だが、ここから本当に厳しいリハビリと努力の日々の重なりが必要となるであろう。 だが間違いなく、その努力と鍛錬が自らの音色に大きな輝きと素晴らしい変化をもたらしてくれることになるのは間違いのないことであると私は考えている。 あの人になら、それが必ず出来ると信じている。 くれ絆ホールに何名の観覧希望者が現れることであろうか 私達が起こそうとしている奇跡のコンサート

そのためには、多くのお金と準備が必要になるのだが、私は立ち向かわなければならない。 自分の人生にとって最も大きな試練であり、もし成功に導くことが出来たとすれば、それは限りなく大きな夢を達成できたこととなる。 私の和楽の会民謡歴史書に是非とも、その歴史や実績、そして数々の英雄さん達の名前を刻みたいのでございます  私に協力をしてくれた方、観にお越しくださった方、出演人、エピソード、助言、失敗、私が、どのように成し遂げようとしていったのか、人間模様など、事実を全て書いて残しておきます。

ただし、人への不満は一切書くつもりなどございませんので、ご安心くださいませ。 全ては私の責任なのですから。 人の責任にしていては、何も前に進めることなど出来ません。 もし不満に思ってしまうことがあり、立ち止まるくらいなら、付き合いを止め、新たな道を目指せばいいのです  誰かが助けて手を差し伸べてくれるものですよ(今までの経験では) その代わりに自分が一番一生懸命になっておかなくては、誰もついては来ません。

離れてゆく者 去ってゆく者 嫌いになってゆく者 これらは自然現象です。 すべての人から好かれるほど世の中は甘くはございません。 それでも好いてくださる有難い存在もあるのが、この世の中。 限られた現実の世界の中で、自分の描いたものを、どれだけ実現に持ってゆくことの出来るかどうかは、努力の積み重ねと、人と人との信頼しかございません。 ただし信頼というものは、時に崩れることはございますが、あくまで信頼というものは、頼ってはいけません。 信頼は、もともと見えないものですので、いつ崩れても生きてゆけるように無いものと思っておきましょう。

頼りきってしまいますと、その後が危うくなるのです。 なので、私は歌手が万が一、欠けたとしても・・ 歌手欠席でもコンサートを続けなくてはならないのです。 もし有料と決意していた場合には、全額払い戻しとなることでしょう。 それでも無料にてコンサートは実行する覚悟を持っております。 命を取られるまでには、決していかないことでしょう。 どんな形になっても、私と母だけになっても、やってみようと考えているのでございます  やると決めたら最後まで最善を尽くす。 この姿勢だけは、崩せません。 これを崩すと、その後の信頼は、揺らぐこととなるからです。 本日もご拝読、誠にありがとうございました 


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