涙の報告 隠岐しげさ節

私が初めてしげさ節コンクール東京大会に出場した時、決勝に残った素晴らしい民謡人がいた　その方の声は私が目指す心の民謡（素敵な心表れる透き通るお声のこと）そのものであり、だが惜しくも優勝することは叶わなかったのであった。　あれから何年が経つことであろう・・　私の和楽の会民謡専用メールボックスに１通のメールが舞い込んで来ていた

実は、このメールボックス・・　どなたからも何もメールが来ないために、私は月に２度ほどしか確認をしない　そして本日、久しぶりに確認をしてみると　アレ　Ａ　という方から１通届いていた　　さらに文章を読んでみると　　なななんと　３月４日に届いている・・　その内容を読み私は愕然とした　

隠岐しげさ節大会に出場してみたいと思っているのです　

申し込み期限はもう過ぎていたので　今年の大会には、もう間に合わない　私がもう少し早くメールに気がついていればと肩を落とし、メールの返信を出しておいた　すると早々にお返事が帰ってきた　　それを読んでみると　　隠岐しげさ節大会申し込み間に合いました　

私はこれまで、すみれさん、亀谷さん、その他、音戸大会で決勝によく出られていた競技仲間も隠岐大会へお誘いし、みんな私の言葉を信じ渡ってくださった。　隠岐に渡るというのは、広島県の私でさえ、経費と時間が多く掛かかってしまい　犠牲も大きい　だが、それは行く前までのこと　　隠岐へ渡れば、あなたを待ち受けるのは世界ジオパークの自然美と隠岐しげさ節全国大会を底から支えてくださっている大会スタッフ（心のおもてなしをしてくださり感動感謝）、それになんといっても本土に渡るような競技者は皆、素晴らしい心構えを備えた見事な民謡人の宝庫なのです　

こんな遠くの島に渡ろうとする人の心が美しくないはずがありません　私は東京コンクールのあの日、舞台上で同組の表彰時に７、８名の競技仲間さん達に向けて発言をさせていただいた　「是非、隠岐本土にもお越しくださいませ素晴らしいところですので」と伝えていた。　Ｓさんも去年の大会で関東からはるばる隠岐に渡り偶然にも同じ宿で再会することとなったのであった。　隠岐へ渡るということは、これはしげさ節を愛する民謡人にとっては、聖地へ渡るということである。

どんなにお金をつぎ込んだとしても、その経験の価値はお金で買えるものでは決してない。　行くという勇気　それが最も価値が大きく大切にしていただきたい　自分がどうしても行きたい民謡の聖地には、絶対に一度は目指してみたいと私は思っている　　私はＡさんのために出せる良い情報を伝えてゆきたいと考えている。　Ａさん、隠岐の三味線伴奏人のスピードは東京に比べて早いです　まずは、私の隠岐しげさ節９本の動画で唄ってみてくださいませ。　それについて唄っていれば大丈夫ですよ　

隠岐しげさ節　９本（三味線♪）


全国隠岐しげさ節大会に向けて練習する西郷民謡振興会


こちらが隠岐地元の強豪競技者の三味線レベルです。　このスピードについて唄えるように練習を重ねておきましょう

唄の上級者の動画が観たい場合には、ブログの中で隠岐しげさ節（２０１５年５月）にブログ内にて貼ってございますので是非、聴いてみてくださいませね　

これが本場の隠岐しげさ節　歴代優勝者（三味線、唄）


第１４回隠岐しげさ節全国大会優勝ペア　この本場の歌い方は東京と比べ三味線の伴奏スピードテンポに大きな溜めを作ったり早く戻したりと大変複雑で難しいのです。　この良さが理解できるまでには長い時間と慣れと練習と経験が必要です。　悪い評価がいくつかございますが、聴き慣れない人にとっては良くは聴こえないことでしょう。　ですが私達、隠岐本土に出向く競技者であれば、この唄の素晴らしさは涙が出そうなほどに素晴らしい隠岐しげさ節なのでございます　

これらの動画を参考にされまして、本土大会、頑張ってくださいませ　　私のあの時、舞台上にてあなた様に投げかけた言葉を叶えてくださり大変光栄です　あとは隠岐の島があなたの心に華を咲かせてくれることでしょう　隠岐スタッフ様、競技者さま、隠岐会長、私の民謡仲間さま、Ａさんをどうぞよろしゅうにお願い致します　


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