和楽の会民謡(唄、三味線、尺八、太鼓、箏 etc..)

インターネットで民謡好きならどなたでも ネット民謡の会(和楽の会)情報交換、大会応援、交流会などを楽しみましょう♪

お客様から聞いた実話でございます

2012-03-07 21:47:15 | 日記
「シンドラーのリスト」のテーマ


注意今回のブログの内容だけは少し重い実話ですので、心臓の弱い方や明るい話題しか知りたくはない方はご遠慮願います。


日本人として一度は考えておきたいこと・・ それは日本の過去の歴史の話であります。 私のお客様の中にお一人だけ、昔、第二次世界大戦で日本が敗戦した時にロシアも侵攻してきて・・


日本は無条件降伏し・・ 私のお客様は当時22くらいだったそうで兵隊だったそうです。 ロシアが日本兵を母国に連れ去り60万人もの兵隊さんを抑留し過酷労働をさせたそうです。


零下40度・・ 毛布1枚に毎日黒パン(食パン1枚分)と塩味のスープ1杯×3食 祖国に帰れないままロシアの地にて力尽きた日本兵も1割いたそうです


お客様は言いました「毎日、生きることだけを考え続けた・・ 生き延びることだけを」そんなことを目標に1日を過酷労働と粗食に耐え抜き・・ 命賭けで生還されたのです。


冷えと栄養失調に苦しんだそうです。 飢えをなんとかしたい・・ このままでは生きてゆけない恐怖に何か食べるものを必死に探したそうで・・ 草、木の皮・・ 虫・・それもいなかったら、牛や馬の糞を口に入れ食べられるかどうか試したそうです(無理だったそうです


その人間の生き抜こうとする根性 私は涙なしに聞いてはいられませんでした そんな厳しい局面を味あわなければならなかった私達の先輩、先祖様・・ どんなにみじめで苦しかったことでしょう


私は、自分にも苦しい時代があった・・ がしかし全く比べ物にはならないです つまり、それだけ自分が幼少の頃から恵まれていて鍛えられてはいない弱い人間であるということです。


お客様は言います「今の裕福な時代では生きているだけで丸もうけですよ」と笑顔で言われました。 お客様にとってみれば、美味しいご飯が毎日食べられるだけでどれだけ幸せなことであろうかということだと思います。


食べるモノに困ったことのない私には想像もつきません。 食べるモノもアリ、そして着るモノもある。 住む家もある。 三味線もある。 仕事もアル それなのに立派に悩みもある。


私は今日、お客様のお話を聞かせていただいて・・ いかに自分の物差しが小さなものか!?を痛感させられました。 人間は極限まで腹が減ると糞まで食べようとする。
もう力尽きて死にそうになった仲間がつぶやいたそうです・・




 「オレが亡くなったら温かいうちに食えよ



このような言葉は、飢えの極限を味わったもの同士の仲間だからこそ言える言葉だと思います。 昔、ペルーのアンデス山脈という冬山に大学生のラグビーチームを乗せたチャーター機が不時着してしまい・・


行き残った何名かで死体を雪の中に埋めてゆきましたが → 食料もすぐ尽き → 生物に詳しい学生が「人間は生きるためにタンパク質がどうしても必要だ」と助言 → 埋めた死体を堀り起こし → 食べれる人は食べ生き抜いた。食べようとしたが無理な人もいたが・・生き残れなかった




もしあなただったら 食べれますか 



ご気分を損なわれた方、誠にすみません  僕は、実話については真剣に考えるタイプなのです。 ですのでこの事件の本も読みました。 生き残った彼らは、世界から非難を浴びたそうです。


しかし、実際にこのような極限状況に追い込まれたら・・ 人間はどうするのか それはなってみないとわからないと思います。 ということは、非難される方は、そのことを理解できてはいないことにもなるのかもしれません。


今日はどうしても生きるということについて述べてみたかったのです。 毎日生きている。 そして食事ができる。 お日様に会える。 空気が吸える。 民謡がある。 仲間もいる。 色々なできることに感謝したいものですよね


隠岐の島に行ける それはそういった極限のことも合わせて考えますと・・まるで竜宮城にでも行けるほどに素晴らしいことなのであります
最後は隠岐の島の美しい風景を皆さんの心の中に思い描きまして・・ 良いイメージでこのブログを締めくくってくださいませね








 期待に沿わない内容であったかもしれませんお許しくださいませ 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (riri)
2012-03-08 12:40:47

先人はすごく大切な事を教えて下さる。
勉強になります。

いかに今の自分が恵まれてるか…
悩みなんて笑っちゃうくらいちっぽけですね。


返信する
riri さんへ (ゆうさん)
2012-03-08 13:52:00
僕はriri さんの人間性に興味があります。 なぜそのようなことに理解ができるのか!? そしてあなたを育てた家族がどんな方達なのか!?

こういうことの想像や理解の基本は自らが苦労を踏んでないとなかなか理解はできないものであると私は考えております。

現在の裕福なお米が当たり前に食べられる時代に・・ いったいどのくらいの人が理解できるのでしょうか。

私は祖母にごはん粒1つ茶碗に残しただけで、目が潰れる!とよく怒られたものでした。 そのお陰で異常なほどに食べ物に関しては大切に食べます(残せない性格になってしまいました)

レストランで家族が残そうものなら・・無理をしてでも食べてしまいます。 目が潰れると教えてくれた祖母を私は今でも尊敬していまして誇りに思っております。

食べ物の有難さを、もっともっと学ぶチャンスを拡げてゆかなくてはならないと感じております。 riri さんコメントありがとう。
返信する

コメントを投稿