蓮を描き続けていると、
それぞれの個性をより感じるようになって行く。
夏の初め、まだ葉の少ない場所に、
低く小さく咲く健気な姿。
夏の終わり、葉の生い茂る間から
夏の終わり、葉の生い茂る間から
茎を伸ばし大きな花を咲かせる逞しい姿。
それぞれの環境で、
文句も言わず、必死に咲く。
それぞれの環境で、
文句も言わず、必死に咲く。
絵画展「どこからどこへ」の会場、
アクロス福岡メッセージホワイエは、横長のピンクの壁。
そこにどう展示するかを考え、
丸いキャンバスを黒のパネルに貼った。
会場が広かったので、
「蓮の音」と「蓮の夢」
そこにどう展示するかを考え、
丸いキャンバスを黒のパネルに貼った。
会場が広かったので、
「蓮の音」と「蓮の夢」
両方ののシリーズを並べ、
全部一緒に観ることができてうれしかった。
色と形が響き合う。
色と形が響き合う。
爽やかに、もっと爽やかに、
何度も何度も塗り重ねたコバルトブルー。
目には見えない、重ねる程に出る深み。
コバルトブルーの円の中
白の鮮やかさが際立つ、
白はとても強い色だと気がついた。
白の鮮やかさが際立つ、
白はとても強い色だと気がついた。
「白は強い色なんですね」
個展にいらしたお客様からも同じ感想が。
共鳴できたことがとてもうれしい。
漆黒のような黒に、
パネルに黒を何度も塗り重ねた
青の個性を引き立てる。
色と色。
夜空の黒に青空の青が映える。