これまでメインPC、遊び用PC、テスト用PCとして、長く使ってきた ThinkPad X60。
Almalinuxの検証用に使っていて、内蔵Wi-Fiがサポートされておらず、
他にも色々古くなってきていて、そろそろ利用を終了しようかとおもったが、もう少し頑張ってみよう。
内蔵Wi-Fiアダプタは以下の通り。
Atheros AR5BXB6 (11gには対応しているが、11n, 11acには対応していない)
Vendor ID: 168C, Device ID: 1014
168C | Qualcomm Atheros | 1014 | AR5212 802.11abg NIC |
まず、交換を試みたが、起動時のBIOSチェックでエラーとなり動かなかった。残念。
購入したもの: Atheros: AR5BXB72 → BIOSチェックでエラーになった
改めて、内蔵Wi-Fiの仕様を確認。
product: AR5212 802.11abg NIC
vendor: Qualcomm Atheros
Physical id: 0
bus info: pci@0000:0300.0
versiont: 01
width: 64 bits
clock: 33MHz
capabilities: pm msi pciexpress msix cap_list
configuration: latency=0
resources: memory:edf0000-edf0ffff
対処方針案
- 内蔵Wi-Fiデバイスを別の機種に交換する
- →やってみたが失敗(BIOSチェックでエラーになる)
- USB Wi-Fiを購入する
- →USBポートを使ってしまうことからペンディング(後回し)
- Kernel Configure で サポートする(カーネル再構築)
- Kernel再構築のスキルが無い、勉強にはなる
- kmod (ローダブル カーネル モジュール)を利用する。kmod_ath5k
- やってみたがうまくいかない
- DKMS (dynamic kernel module support) を利用する
- RedHatでサポートされている?
- 最新のKernel (kernel-ml) を利用する (elrepo kernel-ml: kernel mail line)
- とりあえず入れてみたらWi-Fiが動いた。
- その後、dnf updateで環境が壊れてしまったので、再度実施予定。
- そもそもThinkPad X60が古すぎる。新しいノートPCを購入する
結局どれが一番スマートな方法なのか分からず試行錯誤中。
6. 最新カーネルでうまくいきそうだ。
まず、minimal 構成でインストール
2024.1.12 に配布されるパッケージに署名されているGPG秘密鍵が更新されたので、署名検証に利用するGPG公開鍵を更新(追加)する。
# rpm --import https://repo.almalinux.org/almalinux/RPM-GPG-KEY-AlmaLinux
最新化
# dnf check-update
# dnf -y update
Minimal 構成だと Wi-Fiデバイスが認識されず、NetworkManager-wifiがインストールされないようなので、インストール
# dnf -y install NetworkManager-wifi
■kernel-mlのインストール
ELRepo用の公開鍵をインポートする。
# rpm --import https://www.elrepo.org/RPM-GPG-KEY-elrepo.org
ELRepo用のリポジトリをインポートする
# dnf install https://www.elrepo.org/elrepo-release-8.el8.elrepo.noarch.rpm
ELRepoのkenelの更新をEnableにする
# vi /etc/yum.repos.d/elrepo.repo
--------
[elrepo-kernel]
のenabled を変更する。
(before) enabled=0
(after) enabled=1
--------
ダウンロードの高速化のため、ミラーサイトも使えるようにする
# dnf install yum-plugin-fastestmirror
→Almalinux8 ではなぜか失敗
Atheros AR5BXB6 用 kmod (ローダブル カーネル モジュール)をインストール
# dnf install kmod-ath5k