a-stormのblog

日々の出来事等、とりとめのないことなど、できるだけ色々と書いていこうと思います

aftershokz (shokz) OpenComm の 内蔵バッテリーを交換する

2024-10-12 13:55:43 | コンピュータ

aftershokz (shokz) OpenComm の 内蔵バッテリーを交換する

購入から3年以上経過し、内蔵バッテリーがもたなくなってきたので、交換する事にしました。
会議などで利用していると、1回の会議で充電が無くなってしまうような状況。

1.開け方

右耳側がコントローラが入っていて、バッテリーは左耳側に搭載されています。
グレーと黒の境界線のところでパックリと開きます。
グレーの被覆をだいぶめくりましたが、ちょうど鳶口のようになっている部分だけめくればよさそうです。
鳶口部分の接合部に精密ドライバー(マイナス)を差し入れこじ開けました。
茶色いのは汚れではなく接着剤・シーリング材。

 

ピンぼけですみません。

 

2.内蔵されているバッテリー仕様

AEC541329 160mAh 3.8V
ASKD 10V
0.65Wh AEC 4.35V 0382
Li-Polymer
27.6mm x 12.0mm x 5.8mm
リード線は赤と黒の2本のみ



3.RFIDタグ
RFIDタグが内蔵されていました。
N060150  A0



4.新しいバッテリー
LiPoバッテリーで、元のサイズ以下で、最大容量の物を購入。
なかなかちょうどいいのがなく、だいぶ小さくなってしまいました。
ネットで、Shokz用として売っているLiPoバッテリーは、サイズや容量が書いてないですね。

5.交換後
元のリード線を残して使いたかったのですが、黒(アース側)は、リード線をむくときに引っこ抜いてしまって、新たなリード線を付ける事に。
リード線は最後ケース内に収める時に邪魔になるので、できるだけ細くて短い方がいいようです。
ハンダ付けの時に、「バッテリーは充電されています」というメッセージが聞こえました。ショートさせないよう片側づつ絶縁しながらやりました。
充電もでき、動作しているようですが、一度フル充電してフル放電し再度充電を確認する予定です。
防水処理はしばらく使ってみてから行います。


ThinkPad L13 Gen 4 をセットアップする

2024-07-31 13:30:35 | コンピュータ

ThinkPad L13 Gen 4 を購入したのでセットアップする。

色々とメモしておく。

ThinkPad L13 Gen 4

製品型番: 21FG-0032JP

PN: SP40K05269

OS: Windows11 Pro

UEFI BIOS Version: R27ET25W(1.10)

CPU Type: 13th Gen Intel(R) Core(TM) i5-1335U

Installed Memory: 16384MB

 

リカバリメディアがネットからダウンロードできるようだ。

 

起動後、Enterキーを入力すると、色々と選べる。

Enterキー入力後のメニュー画面

Startup Interrupt Menu

Press one of the following keys to continue

ESC to resume normal startup

F1 to  enter the BIOS Setup Utility

F5 to show Asset Information

F9 to show Regulatory Information

F10 to diagnose hardware

F12 to choose a temporary startup device

 

内蔵ストレージが、どのメーカーの型番、何GBあるのか、BIOSでは分からないようだ。何で?

F10 diagnose hardware を選んで、SAMSUNG MZAL4512HBLU-00BLL であることが分かった。

(Samsung 512GB SSD M.2 2242 42mm PM9B1 NVMe PCIe 4.0 Gen4 x4 MZAL4512HBLU)

Linuxとデュアルブートにしたいので、SecurityのSecure Boot を OFF にする。

 

パーティション構成
1.260MB EFIシステムパーティション
2.470GB位 Windows(C:) NTFS ブート,ページファイル, クラッシュ ダンプ, ベーシック
3.1.95GB 回復パーティション

 

 

 

開け方

https://laptopmedia.com/jp/guides/how-to-open-lenovo-thinkpad-l13-gen-4-intel-disassembly-and-upgrade-options/


ThinkPad X60 に AlmaLinux8 をインストールする(kernel-ml編)

2024-02-03 18:01:10 | コンピュータ

長年使ってきたThinkPad X60に AlmaLinu8 を入れて活用する。

内蔵Wi-Fiアダプタは、AlmaLinu8のKernel 4.18.0 では認識されないため、RLrepoより最新版Kernel(kernel-ml ; kernel mainline) 6.7.2 を入れることにする。

# dnf list installed | grep kernel


まず、AlmaLinux8 を Minimal 構成でインストールする。

現在インストールされているKernel関連のパッケージ一覧を確認する。

# dnf list installed | grep kernel

kernel.x86_64

kernel-core.x86_64

kernel-modules.x86_64

kernel-tools.x86_64

kernel-tools-libs.x86_64

の5つがインストールされている。これら5つのパッケージについて入れ替えていく。

最初の3つは、kernel-mlのインストールにより、対応する以下のパッケージがインストールされる。

kernel-ml.x86_64

kernel-ml-core.x86_64

kernel-ml-modules.x86_64

残りの kernel-tools, kernel-tools-libs は kernel-ml-tools を swap install すると、依存関係から、自動的に kernel-ml-tools と kernel-ml-tools-libs がインストールされる。

 

 

まず、AlmaLinuxのパッケージに署名される署名用秘密鍵が2024.1に更新されたようなので、署名検証用の公開鍵をインストールする

# rpm --import https://repo.almalinux.org/almalinux/RPM-GPG-KEY-AlmaLinux

次にRLrepoのパッケージをインストールするためのGPG KEYと、リポジトリをインストールする。

# rpm --import https://www.elrepo.org/RPM-GPG-KEY-elrepo.org

# dnf install https://www.elrepo.org/elrepo-release-8.el8.elrepo.noarch.rpm

ELRepoのkenelの更新をEnableにする

# vi /etc/yum.repos.d/elrepo.repo

--------

[elrepo-kernel]

のenabled を変更する。

(変更前) enabled=0

(変更後) enabled=1

--------

RLrepoからkernel-mlをインストールする。

# dnf install kernel-ml

依存関係により、kernel-ml-core, kernel-ml-modulesもインストールされる。残りの2つ kernel-tools, kernel-tools-libs に対応する kernel-ml-tools, kernel-ml-tools-libs に入れ替える。

→入れ替えると、# dnf groupinstall Workstation ができなくなった。kernel-tools が必要とのこと。よって削除しなくてもいいのかも。

# dnf swap kernel-tools kernel-ml-tools

→ kernel-tools, kernel-tools-libs が削除され kernel-ml-tools, kernel-ml-tools-libs が swap install される。

→ swap install しなくていいかも(現在検証中)

 

旧カーネルを削除する

→削除しなくていいかも(kernel, kernel-ml の混在環境。起動時にkernel-ml の最新Kernelで起動する)

# dnf remove kernel

→ kenrel, kernel-core, kernel-modules の3つが削除される。

入れ替え後の構成を確認する。

# dnf list installed | grep kernel

きれいになった。

→きれいにしなくても、kernel, kernel-ml 混在でもいいのかも(現在検証中)

 

■ThinkPad X60 の内蔵Wi-Fiを認識させ使えるようにする。

Wi-Fi用の NetworkManager-wifi をインストールする。

初期インストール状態では、内蔵wi-fi デバイスが認識されていないため、インストールされない。

# dnf list install NetworkManager-wifi

NetworkManager-wifiを起動させるため、NetworkManagerを再起動する

# systemctl restart NetworkManager

Wi-fiを設定する。

ssidの一覧を表示させる。

# nmcli dev wifi list

接続するssidを覚えておく。ssidに接続し、パスフレーズ(パスワード)を入力する。

#nmcli --ask dev wifi connect

これで接続完了。


ThinkPad X60 再生計画 2024

2024-02-03 11:30:13 | コンピュータ

長年メインPCとして使ってきて、あたしいPCに移行後も、遊び用のマシンとして活用してきた。

  • 処分するHDDの初期化
  • 壊れたHDDのレスキュー
  • ビデオキャプチャ
  • ビデオのトランスコード
  • Linuxのインストール、動作確認

しかしながら、CPUが2コア、メモリもMax4G、CentOS8で内蔵Wi-Fiが認識されない等、色々な点で限界を感じていたが、気合を入れて、再度活用することにした。

やったこと

  1. 内蔵Wi-Fiアダプタの交換   →BIOSチェックでエラーとなり失敗。もとに戻す。
  2. 内蔵CMOSバッテリーの交換 →家にあるコイン型電池を活用し自分で交換。スポット溶接機が欲しい。
  3. バッテリーの分解・補修   →殻割したところ内蔵リチウム電池は、18650型x4個であることが判明。その後、バッテリー回収プログラム対象だったことが分かり、現在問い合わせ中。ダメだったら、自分で18650バッテリーを購入し交換予定。

これでとりあえずできるところは対処済み。

CentOS8でWifiが認識されない問題は、RLrepoのkernel-mlを入れて最新カーネル化すればいいことが分かり、現在対処中。

RedHat Enterprise Linux9 は、なんと、デフォルトでビルドされる際のコンパイルオプションが変わったようで、動かせない事が判明。

(x86-64ではダメで、x86-64-v2が求められる)

X60のCPUはCore2Duoで2006年頃のアーキテクチャなので、切られてしまうのはやむを得ないところ。

継続して使いたかったら、Gentoo Linuxに移行するしかなさそう。


ThinkPad X60 に Almalinux 8 を入れ、Wi-Fiが使えるようにする

2024-01-26 10:55:28 | コンピュータ

これまでメインPC、遊び用PC、テスト用PCとして、長く使ってきた ThinkPad X60。

Almalinuxの検証用に使っていて、内蔵Wi-Fiがサポートされておらず、

他にも色々古くなってきていて、そろそろ利用を終了しようかとおもったが、もう少し頑張ってみよう。

 

内蔵Wi-Fiアダプタは以下の通り。

Atheros AR5BXB6 (11gには対応しているが、11n, 11acには対応していない)

Vendor ID: 168C, Device ID: 1014

  168C Qualcomm Atheros 1014 AR5212 802.11abg NIC

 

まず、交換を試みたが、起動時のBIOSチェックでエラーとなり動かなかった。残念。

購入したもの:  Atheros: AR5BXB72 → BIOSチェックでエラーになった

 

改めて、内蔵Wi-Fiの仕様を確認。

product: AR5212 802.11abg NIC

vendor: Qualcomm Atheros

Physical id: 0

bus info: pci@0000:0300.0

versiont: 01

width: 64 bits

clock: 33MHz

capabilities: pm msi pciexpress msix cap_list

configuration: latency=0

resources: memory:edf0000-edf0ffff

 

対処方針案

  1. 内蔵Wi-Fiデバイスを別の機種に交換する
    •  →やってみたが失敗(BIOSチェックでエラーになる)
  2. USB Wi-Fiを購入する
    •  →USBポートを使ってしまうことからペンディング(後回し)
  3. Kernel Configure で サポートする(カーネル再構築)
    • Kernel再構築のスキルが無い、勉強にはなる
  4. kmod (ローダブル カーネル モジュール)を利用する。kmod_ath5k
    • やってみたがうまくいかない
  5. DKMS (dynamic kernel module support) を利用する
    • RedHatでサポートされている?
  6. 最新のKernel (kernel-ml) を利用する (elrepo kernel-ml: kernel mail line)
    • とりあえず入れてみたらWi-Fiが動いた。
    • その後、dnf updateで環境が壊れてしまったので、再度実施予定。
  7. そもそもThinkPad X60が古すぎる。新しいノートPCを購入する

結局どれが一番スマートな方法なのか分からず試行錯誤中。

 

6. 最新カーネルでうまくいきそうだ。

まず、minimal 構成でインストール

2024.1.12 に配布されるパッケージに署名されているGPG秘密鍵が更新されたので、署名検証に利用するGPG公開鍵を更新(追加)する。

# rpm --import https://repo.almalinux.org/almalinux/RPM-GPG-KEY-AlmaLinux

最新化

# dnf check-update

# dnf -y update

Minimal 構成だと Wi-Fiデバイスが認識されず、NetworkManager-wifiがインストールされないようなので、インストール

# dnf -y install NetworkManager-wifi

 

 

 

■kernel-mlのインストール

ELRepo用の公開鍵をインポートする。

# rpm --import https://www.elrepo.org/RPM-GPG-KEY-elrepo.org

ELRepo用のリポジトリをインポートする

# dnf install https://www.elrepo.org/elrepo-release-8.el8.elrepo.noarch.rpm

ELRepoのkenelの更新をEnableにする

# vi /etc/yum.repos.d/elrepo.repo

--------

[elrepo-kernel]

のenabled を変更する。

(before) enabled=0

(after)    enabled=1

--------

 

 

ダウンロードの高速化のため、ミラーサイトも使えるようにする

# dnf install yum-plugin-fastestmirror

→Almalinux8 ではなぜか失敗

Atheros AR5BXB6 用 kmod (ローダブル カーネル モジュール)をインストール

# dnf install kmod-ath5k


ThinkPad X60 に Linux をインストールする

2023-10-09 01:44:16 | コンピュータ

ThinkPad X60 に Linuxをインストールする

 

最初はCentOS7をインストールしようとしたが、GUIのインストーラが途中で固まってしまい、インストールができない。

次に、CentOS6(i386)をインストールしようとしたが、インストールはできるものの、既にサポートが終了しており、リポジトリの設定とか大変。必要な資材一式は以下に保存されてはいる。

http://archive.kernel.org/centos-vault/6.0/os/i386

末尾のスラッシュ不要

そして試行錯誤の末、CentOS7 minimal install をテキストモードでインストールする事に。

テキストモードのインストーラも、モタモタしていると、途中で固まってしまうことがあったので、キーボード設定とか後回しにして、必要な項目のみ設定し、さっさと Begin Install を動かす。

その後、

# yum groupinstall "GNOME Desktop"

をインストールしたかったが、ダブルクオート " が入らない。

やむをえず、

# yum groupinstall GNOME Desktop

として、一見うまくいったように思えたが、

# startx

すると、Xサーバのオープン失敗でエラー。

手動で、jp106キー設定に変更し、再度、

# yum groupinstall "GNOME Desktop"

を行う。

 

内蔵Wi-Fiアダプタ: Atheros AR5BXB6 (11gには対応しているが、11n, 11acには対応していない)

Vendor ID: 168C, Device ID: 1014

  168C Qualcomm Atheros 1014 AR5212 802.11abg NIC

 

交換候補: Atheros: AR5BXB72 (BIOSチェックでエラーになる)

 

product: AR5212 802.11abg NIC

vendor: Qualcomm Atheros

Physical id: 0

bus info: pci@0000:0300.0

versiont: 01

width: 64 bits

clock: 33MHz

capabilities: pm msi pciexpress msix cap_list

configuration: latency=0

resources: memory:edf0000-edf0ffff

 

 

 

 


Let's Note CF-SZ6 がフリーズするので Windows10 を 再インストールする

2021-08-30 14:10:16 | コンピュータ

Panasonic Let's Note CF-SZ6 の調子が悪いので、再インストールする。

何が調子が悪いのかというと、Windows10を起動したままにしていると、画面が真っ黒になってフリーズしてしまうという事だ。

 

1.ファイルのバックアップ

まず、ファイルをバックアップする。

(1)ドキュメント

(2)ピクチャ

(3)ダウンロード

(4)アドレス帳、お気に入り、ピクチャ、ビデオ、ミュージック

(5)アプリデータ

 メール(Becky),VMWareの仮想マシン、

 

2.そしてOSの再インストール

F2でBIOS設定起動して、終了メニューを選び、Recovery Partitionから起動

Windows Update

 

3.OSインストール後の設定

まず作業用の基本的な環境を整える。

OSの電源設定の変更: 電源接続時にすぐスリープしないようにする。

設定→システム→電源

デスクトップに各種アイコンを表示させる。

デスクトップを右クリック→個人用設定→テーマ→右側にあるデスクトップアイコンの設定

キーボードのカスタマイズ:

chgkey: CtrlとCapsLockを入れ替える

AutoHotKey: Ctrl-HでBackspaceさせるとか

アーカイバ:

lhaplusをインストール

アプリケーション:

Adobe Acrobat

TeraPad: テキストエディタ 設定ファイルとか何かとテキストを編集するので

Windowsライセンス認証

Officeライセンス認証:

最近はマイクロソフト・アカウントにWindowsとOfficeのライセンスが紐づいていて、マイクロソフト・アカウントにログインしてから再インストールするようだ。

Google Chrome

なぜか Microsoft Edge からはダウンロードができないので、Internet Explorer から行う。

Edgeはセキュリティが厳しすぎるのか、各種自動検出ツールが使えない等問題が多い

その他アプリ

VeraCrypt

 

 

4.Windows10 20H2 へのアップデートに失敗

Error Code = 0x80004005

原因不明。調査中。

 

PowerShellで、

PS C:\users\xxxx>Get-WindowsUpdateLog

でデスクトップにエラーログが出力される。

何をやってもうまくいかないので、Windows10 最新版を新規インストールする。

 

認識されないデバイス

PCIシンプル通信コントローラ VEN 8086, DEV 9D3A = Sunrise Point-LP CSME HECI #1

PCIデータ取得およびシグナル処理コントローラ VEN 8086, DEV 1903

導入済みドライバーがここにあるので、これらを全部入れる。

https://askpc.panasonic.co.jp/dl/install/1903/sz6rz6lx6/

その後最新化(最初からこちらでよかったのかも)

https://faq.askpc.panasonic.co.jp/faq/dl/search?q=cf-sz6&cr_faq=1&sort_key=doc_updated_on&site=askpcd

 

電源周りの設定で、一定時間経過後、ディスプレイの電源を切るの動きが怪しい。

⇒電源設定で一定時間経過後ディスプレイの電源を切らないように設定したところ、問題が起きなくなった。

 その代わり、スクリーンセーバーで1分後にブランク画面(黒)にする。

 これで問題は解決したっぽい。

 


NVMe SSD ストレージを完全消去する

2021-05-29 22:09:43 | コンピュータ

NVMeが内蔵されており、起動ディスクとなっていた。

そのため、SystemRescueCDをUSBに書き込み、そこからBootして、内蔵のNVMeを完全消去する。

 

1. systemrescuecd (on USB) で Bootする

2. NVMe のデバイス名を確認する

 →どうも、/dev/sda ではなくて、/dev/nvme0 を指定するらしい

3. NVMeがサポートする消去方法を確認する。

$ nvme id-ctrl /dev/nvme0 -H |grep "Format \|Crypto Erase\|Sanitize" → nvme sanitize はサポートされていないようなので、nvme format を利用する4.NVMe消去コマンド実行$ nvme format /dev/nvme0 →消去完了

 


iperf3 でネットワークの帯域測定を行う(TCP / UDP)

2021-05-23 21:38:51 | コンピュータ
iperf3でネットワークの帯域測定を行う(まとめ)
クライアント(192.168.1.242) <---> サーバ(192.168.1.100)
  • iperf3のインストール

# dnf -y install iperf3

  • Firewallの設定(ポートの開放と設定ファイルへの保存)

# firewall-cmd --add-port=5201/tcp

# firewall-cmd --add-port=5201/udp

# firewall-cmd --runtime-to-permanent

  • ノートPCを閉じてもスリープしないようにする

# vi /etc/systemd/logind.conf

HandleLidSwitch=ignore

# systemctl restart systemd-logind.service →うまくいかないときがあるので再起動した方が無難

  • TCP編
    • サーバ側

$ iperf3 -s --forceflush --verbose | tee -a iperf.log.txt

    • クライアント側

$ iperf3 -c 192.168.1.100 --time 60 --omit 3 --get-server-output --forceflush --verbose | tee -a iperf.log.txt

 
  • UDP編
    • サーバ側

$ iperf3 -s --forceflush --verbose | tee -a iperf.log.txt

    • クライアント側

$ iperf3 -c 192.168.1.100 --udp --bandwidth 100M --time 60 --omit 3 --get-server-output --forceflush --verbose | tee -a iperf.log.txt

 
  • オプション解説
    • --time 60: デフォルトの1秒間隔で、60秒(60回)実施する。適宜調整下さい。
    • --omit 3: 最初の3つを無視する。TCPではスロースタートの影響で最初のスループットが上がらないのでこれを指定する。UDPでも初回ARPの影響が考えられるので指定した方が正確な値が出る。
    • --get-server-output: サーバ側の結果をクライアント側にも表示させる。クライアント(sender)側とサーバ(receiver)側の測定時間がmsecオーダーで微妙にずれがあるため転送量、ビットレートの値が異なるが慌てないこと。UDPの場合は1秒毎のパケットロス情報がサーバ側には表示されるが、クライアント側に表示されないので、このオプションをつけてパケットロスの状況をクライアント側にも表示させる。
    • --udp: UDPで測定したい場合に指定する。
    • --bandwidth : UDPの場合デフォルトで1Mbpsなので、かける負荷(bps)を指定する。適宜調整下さい。
    • --forceflush: バッファリングを強制フラッシュさせ、1行事に画面に出力させる。
 
  • 測定の流れの説明
    • TCPでは通常かける負荷を指定しない。再送制御が働き、最大のスループットが得れられる(--bandwidthを指定しない場合)。
    • 一方、UDPでは指定した帯域の負荷(bps)をかけ、何%パケットロスがあったかが得られる。
    • UDPのスループットを知りたい場合は、まず、TCPで測定してスループットのあたりをつけ、例えばTCPの結果が 143Mbpsだったら、UDPで130Mbps, 140Mbps, 150Mbps辺りを測定し、許容できるパケットロスのレートを見つける。
    • 無線区間等はエラーがゼロにはならないので、UDPで測定する場合は、予め何%のエラー率をもってヨシとするかを決めておく。0%とか1%とか2%とか(アプリケーションにより異なる)
    • 出力は、tee で出力しながら、ログファイルにも追記している(-a)。
    • ファイルと画面の両方に出したい場合、--forceflush を付けないと、回数分(60秒分)の全ての結果が終わってから画面に表示される(イマイチ)。1秒毎に画面に表示しながらログに出力したいので、--forceflushを付けている。--logfile オプションのみではファイルにのみ出力されて画面に出ない。
    • サーバ、クライアントとも、Linux版を利用するのがおススメ。Windows版をサーバで利用した際、異常終了し測定ができず原因不明でトラブったことがある。またLinux版の方がスループットが出る。