今日も暑い日でした。
30度を越したんじゃないだろうか?
こんな暑い日は、冷たい果実酒で一杯やりたいものです。今日も田んぼに肥料を撒くように準備しました。
そこで、「果実酒」の作り方ですが、
先日、 梅の実を収穫したので、独自の梅酒作りに挑戦しました。家庭で簡単に楽しめるのが梅酒作りです。
梅酒以外に、野蒜酒、びわの種酒、いちご酒などいいんじゃない。
◆季節の恵み、梅酒を漬けよう!
梅の実には梅酒のほか、梅干し、梅ジャム、甘露煮などいろいろな楽しみ方があります。中でも、梅酒作りは失敗が少なく手軽にでき、こんな暑い日に水割りにして氷を浮かべて飲めばおいしいですよ。
●材料を用意しましょう。 梅、氷砂糖、焼酎、密閉できる保存用の広口瓶を用意します。分量は、梅1kgに対し、氷砂糖500~600g前後、焼酎1.8リットルが目安です。焼酎は、35度のホワイトリカーを使うのが一般的です。アルコール度数が高いのは果実のエキスを抽出しやすく、カビなどの発生が抑えられ、長期保存に向いているためです。25度の焼酎でも作れますが、長期保存にはあまり向いていないようです。また、砂糖は純度が高く、ゆっくり溶けて梅のエキスをじっくりと引き出す氷砂糖を使いますが、グラニュー糖や赤ざらめ、黒砂糖などでも作ることができます。ただし、赤ざらめ、黒砂糖など精製されていない砂糖の場合は、多少の渋みが出ることがあります。はちみつ(梅1kgに対し2カップ程度が目安ですが、好みに合わせて加減してください。)でも作ることができますが、焼酎と混ざりにくいので、作ってから2週間ぐらいは毎日、瓶を揺すって混ぜたほうがよいでしょう。
●梅は傷のない大粒のもの選ぶ 梅干しを作るときは、黄色く熟した梅を使うようですが、梅酒を作るときは、若くて青い青梅を使うのがよいといわれています。これは、青梅が硬くて傷になりにくく、また酸味の強さからアクセントの効いた味に仕上がるためのようです。酸味が穏やかでまろやかな口当たりをお好みの方は、少し熟して黄色味がかった梅を使ってもよいでしょう。傷のある梅は、梅酒に濁りを生じさせてしまうため、やめておいた方が良いと思います。粒が大きいほど、果汁がたっぷり含まれていますよ。
●青梅のアク抜きは慎重に 梅は、傷つけないよう、ていねいに水で洗います。梅は青いものほどアクが多く含まれているといわれるため、できれば2時間~一晩、水につけてアク抜きをしましょう。
ただ、梅に傷があった場合、長時間水につけると表面が茶色く変色したり、白くふやけたようになったりして、梅酒作りに向かなくなってしまいます。ときどき様子を見て、水に長くつけすぎないように気をつけましょう。アク抜きのあとは、水気を十分にきります。日陰で干して完全に乾かすか、乾いた布で水気を完全にふき取ります。保存用の広口瓶も、使う前にきれいに洗って熱湯消毒し、完全に乾かしておきましょう。
●長期間保存すれば熟成した味わいに 水気を取った梅は、竹ぐしなどでヘタをていねいに取り除きます。熱湯消毒して乾かした広口瓶に、梅と氷砂糖を交互に重ねて入れるのが一般的ですが、私の場合は、邪魔くさいので、先に梅を入れて後から氷砂糖を入れています。材料の分量にもよりますが、梅と砂糖をそれぞれ3分の1ずつ入れていくと良いようです。最後に焼酎を静かに注ぎ、きっちりふたをして冷暗所で保存します。ときどき瓶を揺すって、糖分が均等に混ざるようにしましょう。3か月ほどたてば飲めるようになりますが、コクのある味わいを楽しみたいときは、1年ぐらいおいたほうがよいですね。
◆季節の果物で果実酒を!
いろいろな果物で果実酒を作って保存しておけば、その日の気分でさまざまな味わいが楽しめますよ。梅以外の果物の場合も、作り方の基本は梅酒と同じです。新鮮で熟しすぎていない、傷のない果物と氷砂糖を密閉できる瓶に入れて焼酎を注ぎ、ふたをして冷暗所で保存、熟成させます。ただ、果物の種類によって、注意したい点がいくつかあります。果実酒によく使われる果物について調べてみました。
●かんきつ類は、皮をよく洗って 皮に農薬やワックスが付いているかんきつ類は、使わないようにするか、使う場合は、お湯を使ってたわしでこすって洗い、薬剤を落とします。皮と実を使いますが、白いわたは取り除いたほうが苦くなりません。
これからの季節なら、夏みかん酒もいいんじゃないでしょうか。夏みかん1kgに対し、レモン4~5個、氷砂糖はお好みで200g~1kgぐらい、焼酎1.8リットルが目安。
夏みかんは皮をむき、横に半分に切り、実と皮の両方を使います。レモンは皮をむき、実だけ輪切りにして使います。皮は5日程度、実は2か月程度たったら引き上げましょう。熟成には2週間~1か月ぐらい必要です。
●いちご酒は冷蔵庫で保存。
いちごでお酒を作る場合、5~6月に作ると暖かすぎて雑味が出ることがあるので、冷蔵庫で熟成させたほうが無難です。レモンを一緒に入れると、さわやかな酸味が加わり、よりおいしくなります。いちご1kgに対し、レモン4~5個、氷砂糖100~200g、焼酎1.8リットルが目安です。いちごは洗って水気をきってからヘタを取り、レモンは皮をむき、わたを取って輪切りにして使います。熟成には1~2か月かかります。果実は2か月後ぐらいには引き上げます。
果実酒は、これら以外にも、桃やりんご、メロン、バナナなどでも作ることができるようです。いろいろと挑戦してみてはいかがでしょうか。ただ、ぶどうややまぶどうでお酒を作ることは、酒税法で禁じられているので注意が必要です。また、果物を漬けるときに使うお酒はアルコール度数が20度以上のものを使わなければならないと定められているため、みりんや20度以下の日本酒などでは果実酒を作ることはできないなど、他にもさまざま酒税法上のルールがありますので、ルールを守って、果実酒作りを楽しみたいものです。
ここでの作り方はあくまで目安です。お好みの分量で酒税法のルールを守って作ってください。
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