{ボジョレー・ヌーヴォー}これは、フランスのワイン屋さんの巧妙な販売技法によって、日本の消費者が踊らされているように思えるのは私だけでしょうか?
日本国内にもワイン屋さんといいますか工場はあります。ボジョレー・ヌーヴォーより、おいしいワインも多いのではないでしょうか? 県内のワインもいいものがありますよ。
私のお奨めは、隣の県になりますが、沼隈のワイン「沼南ワイン」がいいんじゃないでしょうか。最近ですが店長のワインを持って笑顔で写っている写真が新聞や雑誌に載ったので、12月発売の沼南ワインは、早く売り切れてしまうのではないかと思います。
◆岡山のワイン◆
ワインには、赤、白、ロゼの3種類があります。
赤ワインは、果皮の黒いぶどうをつぶして皮や種ごと発酵させます。発酵にはワイン用酵母、砂糖、亜硫酸などを加えます。発酵が始まると糖分がアルコールに変化し炭酸ガスの泡が発生してきます。発酵期間は1から4週間で、期間が長いほど皮や種子から抽出されるポリフェノールなどの成分が多くなります。主発酵が終了すると圧搾してワインと果皮や種を分離し、熟成させます。熟成中にマロラクティック発酵を行なうと、リンゴ酸が乳酸に変化し、まろやかな酸味になります。
白ワインは、果皮の緑色なぶどうから皮や種子を除いて果汁のみを発酵させます。発酵温度は低めでフルーティーな香りに仕上げます。糖分を残して発酵を停止させると甘口の白ワインになります。糖分を残さず発酵させると辛口の白ワインになります。
ロゼワインは、果皮の黒いぶどうを搾汁して果汁のみを発酵させる方法や、赤ワインの発酵初期に搾汁して発酵を継続させる方法などで製造されています。
岡山県では県産ぶどうから特色のあるワインが製造されています。赤磐市の是里ワイン醸造場は1985年に創業し、キャンベル、ピオーネ、マスカット、リースリング、べりーAを原料としたワインを製造しています。真庭市のひるぜんワインは、日本古来の野生ぶどうで蒜山に自生するやまぶどうを栽培し、1987年から赤色色素であるアントシアニンが非常に豊富な赤ワインを製造しています。倉敷市のふなおワイナリーは岡山県で一番新しいワイナリーで、船穂で栽培されるマスカット・オブ・アレキサンドリアを原料に、2004年から香り高い白ワインを製造しています。
一般的に赤ワインは肉料理に、白ワインは魚料理に合いますが、やまぶどうワインは「カツオのたたき」にも良く合うそうです。酒同様に、それぞれのワインと相性の良い料理を捜すのも楽しみの一つでしょう。また、赤ワインに多く含まれるポリフェノールは、抗酸化活性が高い事が知られています。
早々、ボジョレー・ヌーヴォーを飲まれたようですね。
沼南ワインは、沼隈の酒屋さんにお願いしているので、解禁となったら購入したいと思っています。昨年に比べ、今年の沼南ワインがおいしいという噂もありますよ。