【立皇嗣の礼】「皇嗣としての務めを果たすべく力を尽くす」 朝見の儀で秋篠宮さまお言葉 国事行為は終了
「立皇嗣宣明(せんめい)の儀」の後、初めて天皇陛下が皇后さまとともに秋篠宮さまに会われる「朝見(ちょうけん)の儀」が8日午後、皇居・宮殿「松の間」で行われ、秋篠宮さまが「皇嗣としての務めを果たすべく、これからも、力を尽くしてまいりたく存じます」と述べ、両陛下に感謝を伝えられた。
儀式には、秋篠宮妃紀子さまもご同席。宣明の儀の古装束姿とは異なり、陛下と秋篠宮さまは勲章にえんび服、皇后さまと紀子さまはドレス姿で臨まれた。
秋篠宮さまがお礼の言葉を述べられると、陛下は「これまでに培ってきたものを十分にいかし、国民の期待に応え、皇嗣としての務めを立派に果たしていかれるよう願っています」と言葉をかけられた。皇后さまは「どうぞ、これからもお健やかにお務めを果たされますように」と述べられた。
両陛下とご夫妻はその後、黒豆と酒、みりんを煮た「九年酒(くねんしゅ)」を注いだ盃を交わし、食事をする所作として、料理が並べられた膳の上でそれぞれ箸を立てられた。最後に、両陛下からご夫妻にえんび服などの生地の目録が授けられ、両陛下、ご夫妻の順にご退出。国事行為として予定されている立皇嗣の礼は、すべて終了した。