台湾でこれですから、当然日本なんて…推して知るべし。
それどころか、日本国内でご親切に手引きしている連中も…
侵略は、人に知られず深く静かに侵攻せよ…です。
マスゴミの乱痴気騒ぎ紛いのアホな喧騒に騙されぬよう
常にアンテナ立てて情報収集と分析が必要です。
テレビなんかに出てくるうんコメンテーターやば解説者なんか
まるっきりあてになりません。
奴らこそ・・・ですから。
今、ネット上(くらいしか話題にしない)の
「スパイ防止法」なんかも、益々現実味を帯びて来ます。
日本では「経済対策」に名を借りて…ですしね。
そう言えば、つい最近「ロシアから泳いで渡って来た」
とか言うロシア人が居ましたね。
偶然でしょうか。
ゴムボートで台湾海峡越え密航、中国人「自由求めて来た」…怪しい動機に深まる謎
台湾中部・台中の地方裁判所が8月末、一人の中国人密航者に懲役2か月の実刑判決を言い渡した。他の密航事件と同様、刑期満了後、中国に強制送還される見通しだが、台湾海峡をやすやすと越えた密航は、極めて特異な事件として台湾に大きな衝撃を与えた。
今年4月30日午後11時50分頃、台中港の突堤で、身長約1メートル75のがっちりした体格の男が、港の労働者に声をかけた。中国の標準語だった。
「大陸から来た。腹ぺこだ」
驚いた労働者は弁当を買いに行き、その際、警察に通報した。金もうけが目的の密航者と違い、男は警官が来ても逃げようともしない。スマートフォン2台と少額の人民元を持っていた。
真っ赤に日焼けした男は、「福建省石獅から、インターネットで購入したゴムボートに乗って、海峡を渡って来た」と話した。
石獅から台中まで約180キロ・メートルある。驚くべき供述は海巡署(海上保安庁)に急報され、巡視艇が付近の海面を捜索すると、全長約2・7メートル、幅約1・5メートルのボートが見つかった。
警官が動機を尋ねると、男は「自由を求めて来た」と答えた。
中国人がゴムボートで台湾海峡を横断し、台湾に侵入するという異例の事件について、台中港務警察総隊の施俊旭シージュンシュー・刑事警察隊長は「台湾本島でこんな密航は聞いたことがない」と語った。捜査幹部は、中国軍や中国政府の関与の有無が取り調べの焦点になったと明らかにした。
台中港に上陸した密航者は、新型コロナウイルス対策で2週間隔離され、その後、本格的な取り調べが始まった。
起訴状や警察などの調べによると、男は30代前半、中国・四川省出身で、沿海部で働いていたという。4月30日午前10時半頃、福建省石獅の砂浜からエンジン付きのゴムボートで出発、午後9時半頃、台中港に着き、暗闇の中で突堤の消波ブロックをよじ登った。
ゴムボートは、実際にインターネットで一般販売されていることが確認された。ゴムが厚く、船底に合金板を用いた「軍規格」(捜査関係者)の頑丈な船体だ。男はボートに予備燃料を積み、ビスケットと飲料水、方位磁針を携行していた。天候、波などの条件がすべて整えば、海峡横断も不可能ではないという。
捜査員たちはそれでも、本当にこれで、一人で海峡を越えてきたのかと疑った。また、専門的な知識、技量のない素人が、台中港に着くのも考えにくく、男が軍などで特殊な訓練を受けている可能性もあった。
「自由を求めて来た」という動機も怪しかった。大陸での個人的経験や台湾での希望については、何も語らない。話したのは、資本主義と社会主義の経済制度の違いだった。
事件には数々の謎があった。だが、結局、通常の密航事件と同じ処理になった。台中地方検察署の卓俊忠ジュオジュンジョン・検察官は「当然、供述に疑問を持った。しかし、我々は、証拠によって証明しなければならない」と語った。
事件処理とは別に、レーダー網にかかりにくい小型ゴムボートに海峡を突破されたことは、台湾にショックを与えた。事件発生後、邱国正チウグオジョン・国防部長(国防相)は「落ち度があったのは確かだ」と述べ、海巡署と共に、盲点をふさぐ策を講じる考えを示した。
最近は、福建省アモイに近い金門島一帯で、密航事件が相次いでいる。やはり「自由を求めて」と訴える。今月12日には、台風が接近する海を手こぎのゴムボートで渡ってきた男もいた。
異様な密航の増加を受け、台湾高等検察署は8月下旬、各地検に対し、密航があった場合、「国家安全」にかかわるものでないかを迅速に調べるよう指示した。
高検の●泰■シンタイジャオ検察長は、「もし(中国側に)計画があるとすれば」と前置きした上で、「彼らが様々な時間、地点、方法を試し、台湾の対応などの情報を集めているとしても不思議ではない」と述べた。こうした密航は、武力攻撃とは判断できない侵害行為「グレーゾーン事態」の可能性があるとも指摘した。(●は「刑」のつくりが「おおざと」、■は「かねへん」に「りっとう」)
(台中 杉山祐之)