夕ぐれ陽が落ちる頃、雑貨フロァは来店者も少なく静かになります。
待ちに待っていた瞬間です。
70歳も過ぎているだろう2,3人ずれ
この日は1人でやつて来た。
うぅん・・今日は1人??
上下黒服に白髪、背中の丸まった化粧気の無い
大柄な、スローに歩く人。魔女・・と呼んでます
我がショップからワンピー2着、ショールを1ッ黙って持っていった
グループのリーダーです。
1年ほど前から月2回ほど、無言で何着も試着しリーダーだけが
必ず数点お買い上げのありがたいお客様でした。
「その服が無い」との確信は閉店間際の魔女達の来店で
それ以後来客なして発覚しました。
過去を振り返ればあの時も・・あれも・・と現れた翌日のカウントに
不足だった服をあの魔女達・・といいながら
ついに「魔女が来た~ァ」と私に報告・・
ほんと言うとこちらもドキドキ・・
必ずいつものようにお買上でレジへ
(この人じゃない???かな??)
接客しても私とは目も合わせない人ですが、
思い切って云いました
「ちょとお話が有りますが、お時間宜しいでしょうか?」
ちょっと手を差し伸べてこちらの方へ・・
歩きながら即答
「万引のことでしょう・・」
(・・なんと・・いった・・聞いたかスタッフ)
ならば、簡単
警察に届けたこと・無くなった服のデザイン・カラー・
「総て一緒に来た友人が盗っんだのよ」と・・
その日も手早く「何かを取ったのみたヨ」と他人事
「着てたわよそれ」
「私の財布からもお金を盗むのよ」と
いくら取られた・と暴露した
淡々と長い話と愚痴に付き合いながら、手に入れた
そいつの住所、氏名の古い名刺
結局、車が無いのでアッシーでの付き合いとか
(ウソか?ほんとかなぁ?)
・・今日は誘ったけど断られたと
「今日は何で来たの??(交通手段)」
これよとバイクを指差した
この件は警察に再報告すると釘を刺し
大きい頭にヘルメットをチョコンとのせて
やっとこセ、とまたがった朽ち果てそうなバイクにで
去っていった。
「御気ォつけてね~」なんて云ってしまった
1枚はこの服です(20,000円です)
「でバイクに乗って帰った人は?名は?」
買った服を再販している・ブティックのオーナーなんて云ってました・・
だから何処で??(byおまわりさん)
やっぱり魔女・・魔法にかけられたかな
名刺の魔女は追跡中