湘南で暮らす

プライベート迄の日々のこと。時々フラワーアレンジ・テーブルコーディネート・・癒やしの言葉を贈ります

石垣島めぐり珍道中

2014-10-25 | Weblog

この日、石垣島をめぐるツアーに予約しました
大型バスがガイドさんと共にホテルにヤッテきました
快晴の絶好の好天気です
初乗り席で一番前に陣取りました。着席した私達に
早々とガイドさんのご挨拶~運転手さんのご紹介
「本日は○○観光○○ツアーに・・・」とご丁寧なお言葉を頂き
「これより○○ホテルにお立ち寄りしまして、お待ち頂いております1名様と
合計3名様が本日のツアーとなっております」
(3さま???)

 

そんなわけで3名様とガイドさん・運転手さんさんの5名でツアーが始まりました


快晴の観光日和・・途中こちらに立ち寄り.山坂越えて川平湾へ向かいます
細身で小柄なガイドさんの三線を聞かせて頂き、バスの前列の3人も
「ユイィ~~ゆぃ~~」と讃歌??手拍子、バスは輝く海辺をひた走ります??
やがて、えぇ?ーーーエンストーーエンジン音ばかり大きい
「はい~バスも頑張っております・・この坂もうすしこし~がんばれ~」
ハイ、皆様もハイ・・ユイィ~~ゆぃ~
運転手さんのハンドルを抱え込みアクセルの踏み込む姿が前日行った
「竹富島」での牛車を引く水牛のゆるさにそっくりで(手をお貸ししましょうか)
と言いたくなるほど3人で注目したのです
「経費削減でこんなバスで・・すいませんね~」小さい声のガイドさん

乗車後「3人」と聞いた時、ガイドさんに「こんな大きなバスじゃなくても」と
以前香港で現地ツアーをリクエストした時」、たったの3人なのでリムジンだった・・
さっき笑い話のつもりで言ってしまっ事が・・申し訳なかった・・

しかし車内はガンガンの冷房サービス
クーラー止めたらどーでしょ~ そうですチョット寒すぎますよ~と3人の声

川平・サンゴ礁と熱帯魚を船底からポイントを無事通過しました
台湾からあふれるほどの観光客とすれ違います
踊る言葉に日本ではないような錯覚をします


「これから伺うお食事処、当社の関連○○でございます」

絶景展望のレストラン・・バスも頑張って到着しました~
支配人らしき人に迎えられ「ご用意してお待ちしておりました・・」と

お席は眺望の最先端、お一人様参加の方はお席は離れてました
「ご一緒に如何です」と一緒のお席に
そして3人並んで顔を見合せました
密かに(誰も居ないんですね~~)
振り向くと支配人が遠からずの位置で微笑んで見守ってました


たった3人のツアーに誠心誠意のサービスは石垣島観光の
思い出を充実したものでした

島の人は優しくて沢山のやさしさを頂きました。

そう~最後の夜、ホテルの最上階のナイトラウンジに赤ちゃん連れのママ一人
離乳食持参でご来店
赤ちゃんの叫び、ママお酒
黒服、蝶ネクタイのかしずく接客に
夫と二人、これも沖縄かね??

遠く漁港に豪華客船が停泊してるよ~と酔った女性が外を指差した
さっきからハッピーバースデーで盛り上がってるおば様グループです
その声に赤ちゃんが泣いた
暗いラウンジでそのママも皆が外に目をやった

闇の中で漂う街灯りの向こうに大きなイルミネーションに輝いた塊が見えた
何時か行きたいねーー
ずーつと前からそんな約束してたのを思い出した

いつかね・・・・



お読み頂きまして有りがとうざいます


柿の秋

2014-10-13 | Weblog

こどもの頃、庭のすみに何本かの柿の木が有りました。

隣との庭には境が無く母屋から裏庭に出ると
それぞれの家の子供たちが騒がしく遊び回った共有の庭でした
庭の柿の木は隣の「下駄や」の持ち物で柿が熟せばもぎ取りを手伝って
お裾分けを頂く事が出来ました
我が家の柿は渋柿で先が尖っていて誰も手を付けません
熟れ違いで、枝に残した柿はやがて美味しそうに幹の上の方で
橙色になり収穫を待っていました
隣の柿が気になって竿で落とし、よじ登れば取ることが出来ます
まして烏や小鳥が突っついてる
下手すると突っつき終らないう内に地面に落下してクジャリとつぶれる。
「もったいない」渋柿には目もくれゃしない


そんな隣の柿に祖母は「取れないところは鳥にあげるんだよ」言った
「塀の外に出た枝はよそ様に上げる柿だよ」
「天と人と自分」の3っに分ける・・・と

ある時台風が去った早朝、腰を折って危なっかしく庭に向かう祖母を見た
吹き千切られた小枝や葉を杖で分けて、何かを探してるようだった
朝もやの中に居る姿をしばらく見ていた


私は学校から帰ると祖母の離れにいつも立ち寄る
(離れなんてカッコいいけれど物置を改造したトタン屋根の
暗い部屋でした)
祖母は白内障を患い暗い離れでいつもラジオを聴き布団の中にいた
「おばーちゃんただ今~」そしておやつをねだるのです
干し芋だったたり、せんべい、まんじゅうだったり・・
ずいぶん後に気が付きましたが、あれは母屋から届けた祖母の
「おやつ」だったと思うのです。
多分・・横取りしていたのです(馬鹿な私)

おやつが無ければ「何かない??」と缶や茶箪笥を探ります。
そんな時見たのです。茶箪笥の中で
嵐で落下し、形もない「熟んだら柿」を・・
皿の上に数個乗っていた
私はそれを見ない事にした。可哀想だった
歯の無い祖母のおやつだったんだ・・と

あれから熟れ過ぎた柿を好んで食べてみた
美味しかった

種を囲んだ果肉のツルツルが好きと祖母の教え通りの味でした

≪お読み頂きまして有り難うございます≫