
夕方、川辺に座りこみながら、月を見ている!
漂う風の匂い、ツンとする草の匂い。
きな臭い懐かしい川面に映るビルの灯り。
辺りを立ち込める匂いに包まれて時間が止まってしまったように思う。
贅沢な時間!
人は、面白いと時間が短く感じ、つまらないと長く感じる。
これも時間の持っているパラドックスなんやろな?
因みに、宇宙は1分で1.3メートル広がっている。
亀の歩みのように宇宙は広がっているかな?
時間とは何なんやろか?
人は、2億4千万年の進化を、母親の胎内の中、十月十日で経験する。
それからこの世に生を受け、たかだか80年暮らす!
そう思うと、すべてが納得出来るんかもしれない。
「いい加減でイイじゃないか」
「出鱈目でもイイ」
星は何億年前の光を出して輝いている。
今はもう存在しない星の光を見ていると時間の存在に魅せられてしまう。
光だけが時間を超えて、ボクの目に映る。
星も時間も幻なんかもしれん!