昔話
その人は「自分は 山で死ぬ」そんな馬鹿な事言ってた
ある冬の終わり
春がそこまで来てたのに
「山へ行って来る」
まだ10代の終わりだよ
馬鹿だよね帰ると言ってたその日の夜
友達から電話
「雪崩が起こって・・」
その友達はそれ以上話せなくて
泣き声聞くの嫌で
受話器置いた
そのまま顔見る事なく
自然消滅させた
ズルいよ
私・その時にその人にサヨナラの手紙書いた
[ 逢いたい気持ちが強ければ 、心で逢える、そう想い続けた、でも居ないのは現実、いつ笑えるの大切な・・と、逢えないだから雨を待つ、泣くのは嫌で空に願う、涙一緒に連れてってそう願い雨を待つ、言葉も一緒に流して待たなくていいように、そう言えばサヨナラまだ言ってないねバイバイ ]
本当に随分な薄情者ですね
・・・ずるいよ
まだ雨は降らない
涙は今も封印したまま
いつの間にか忘れていた
やはり人間って時と共に
忘れたい思いは
自然消滅
あなたは本当に
生きていたのですか?
春になり遺体は見つかり
葬儀が有ると
風に乗ってささやきが聞こえた
でもその人の母より
あなたには来てほしくないと連絡が来た
理由は・・・・・
「ゴメンねあの子を思いだすから」
「あなたの中に、あの子が見えるような気がするから、ゴメンね」
結局サヨナラは何処かに消えた
・・・・・・・・・〆
その人は「自分は 山で死ぬ」そんな馬鹿な事言ってた
ある冬の終わり
春がそこまで来てたのに
「山へ行って来る」
まだ10代の終わりだよ
馬鹿だよね帰ると言ってたその日の夜
友達から電話
「雪崩が起こって・・」
その友達はそれ以上話せなくて
泣き声聞くの嫌で
受話器置いた
そのまま顔見る事なく
自然消滅させた
ズルいよ
私・その時にその人にサヨナラの手紙書いた
[ 逢いたい気持ちが強ければ 、心で逢える、そう想い続けた、でも居ないのは現実、いつ笑えるの大切な・・と、逢えないだから雨を待つ、泣くのは嫌で空に願う、涙一緒に連れてってそう願い雨を待つ、言葉も一緒に流して待たなくていいように、そう言えばサヨナラまだ言ってないねバイバイ ]
本当に随分な薄情者ですね
・・・ずるいよ
まだ雨は降らない
涙は今も封印したまま
いつの間にか忘れていた
やはり人間って時と共に
忘れたい思いは
自然消滅
あなたは本当に
生きていたのですか?
春になり遺体は見つかり
葬儀が有ると
風に乗ってささやきが聞こえた
でもその人の母より
あなたには来てほしくないと連絡が来た
理由は・・・・・
「ゴメンねあの子を思いだすから」
「あなたの中に、あの子が見えるような気がするから、ゴメンね」
結局サヨナラは何処かに消えた
・・・・・・・・・〆