お役に立てれば 〜日日是好日のアダチマ日記〜

日々の暮らしでの小さな工夫や発見、お気に入りのものたちの記録。
見知らぬあなたの、お役に立てれば。

すぐ読めるから、すぐ実行『黄金のアウトプット術』著:成毛眞

2018-06-08 07:00:00 | 勝手に書店員
おはようございます。アダチマです。

久々に、成毛さんの本を買いました。

速読とかじゃなくて普通に目を通しても、
あっという間に読み終わります。

ざっくりまとめると、

最近は、インプット過剰な人が多い。
これからは、アウトプットすることを前提とした、
インプットに切り替えましょう。
 (特に、勉強好きな30代後半以上の年代の人は、
「アウトプット慣れ」していかないと生き残れないですよ)

そして、いちばん手軽なアウトプットが文章を書くこと。
書くこと以外にも、人と話すことや自分の外見なども
アウトプットとして意識して、実践を重ねていきましょう。

…という感じの内容です。

私の記事をたまたま読んで下さっているあなたも、
ブログ等を自分で書いている方が多いと思うので、

『第2章 書くアウトプットがいちばんラク』
『第5章 インプットするなら「知識」ではなく「技法」』

この二つの章だけでも、読んでみることをおすすめします。

本のことはネットで知り、
中身を見てから買おうと数軒”はしご”したのですが、
全て空振り。

大型書店の新書コーナーでようやくこの本を手にし、
パラパラとめくると…何だかスカスカ。
と、思って読み始めたのですが、途中で種明かしもありました。

『私は、ネットで書く文章では、
 漢字の割合は多くても3割になるように意識している。
 そこまで減らすコツは、まず、熟語を使わない』

なるほどね。だから、書籍でも
『書くアウトプットがいちばんラク』
という表現になる訳だ。

それは分かるんだけど、やっぱり、
ちょっと改行し過ぎじゃないかな〜、
と思いながら駆け抜けるように読み終えました。

手元にある他社のものと比べてみたら、
・光文社新書 41文字
・講談社現代新書 40文字
・ポプラ新書 35文字
…と一行あたりの文字数も圧倒的な少なさ。

それでも、ぎゅっと凝縮されたエッセンスの様な内容で、
一読の価値あり、です。
文章の推敲について触れている箇所に、
納得できる部分も多く、何かと参考になりました。

アウトプットのお手本としてホリエモンのことは出てくるし、
字詰まり感は全く無いし、
先日読んだ、『世界のエリートは…』(光文社新書)
とは対象的な新書。

同時に10冊、じゃなかったけど「乱読」はやはり必要。
その点も、改めて実感した読書でした。

追伸:

『つまり、この本を読んでいる時点で、勉強熱心、
インプットにかなり前向きなのだ』

というくだりがあり、思わず苦笑。
ちゃんと、アウトプットしましたよ、成毛さん。

早速実行、日日是好日

アダチマ


(148)黄金のアウトプット術: インプットした情報を「お金」に変える (ポプラ新書 な 9-1)
成毛 眞
ポプラ社



本は10冊同時に読め! (知的生きかた文庫)
成毛 眞
三笠書房





ゴキブリ問題の平和的解決策。敵にも家にも目にも優しい名品、オカモトの「ホウ酸ダンゴ」

2018-06-07 07:00:00 | おうちしごとの覚え書き
おはようございます。アダチマです。

関東から近畿まで、6日(水)に一気に梅雨入りしたみたいですね。
さて、季節のおうち仕事として、まずは除湿
それから…ヤツの撃退を考えねばなりません。

家の中で1匹見かければ、
潜在的には10匹いるとか、100匹いるとか…。
とにかく、出会いたくないのです。
見たらへこむし、直接対決、及びその後始末も避けたい。

そんな訳で、今の家に住んでからずっと、
ゴキブリ駆除にはホウ酸ダンゴを使っています。

説明書きにある通り、「出そうな場所に置くだけ」の簡単アイテム。

ゴキブリ退治にはいろいろな薬剤やツールがあると思うのですが、
スプレーで床が汚れるのも嫌だし、
見た目がヘンな「館」を置くのも好きじゃない。
ホウ酸団子を手作りする方もおられるそうですが、
その手間とか置くときの諸条件を考えると、
これは必要経費だと思われます。

フツーの一戸建てですが、半年に1回、2〜3袋くらいは使います。
家中に置きまくる。



袋を破って、切り離して、設置年月を記入。
これも除湿剤交換と同じく、子供たちの仕事。
後は、私も一緒に家中を巡回して、半年前のものと交換していきます。

しかし、困ったことが一つ。
季節外になると、どの店の店頭からも
一気に消えちゃったりして入手困難に。
最近のドラッグストアやスーパーは、
季節毎のデータで品揃えを管理しているからね。

近所の店の様子から推測すると、
どうも冬期はカイロやあったか靴下などを優先するみたい。
そこにスペースを割きたいために、
ゴキブリ対策の売場は縮小。冬でも買いたいのになー。
(だって、6ヶ月の交換が目安、なんでしょ)

今使っているホウ酸ダンゴは、
昨年末にネットでまとめ買いしたもの。
本当に、店頭から消えてたから仕方なく。


今週、ドラッグストアの店頭に山積みされていたのを見て、
この季節ならお店で買えるんだ!と納得。

「姿」を見かける前の「先手必勝」
そして、半年後の分まで、まとめ買いしておくことも
合わせておすすめ致します。

将棋じゃないけど先手必勝、日日是好日

アダチマ




ホウ酸 ダンゴ
クリエーター情報なし
オカモト

自分でバランスをとっていこう『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』著:山口周

2018-06-06 07:00:00 | 勝手に書店員
おはようございます。アダチマです。

「美術館に足を運ぶのが好き。一人でよく行く」
と私が言うと、
「観て分かるんですか」「何か役に立つんですか」
…とよく聞き返されます。

その「役に立つのか」
に対する、ひとつの答えがこの本。


「美意識を鍛える」か。なるほどね。
私の言語化しきれないモヤモヤについても、
いろいろな角度から考察、論述されていて面白いです。

まあ、他にも私が美術館に行く理由は、
「美術館のあの空間が好きだから」
「行くこと自体が好きだから」
…といろいろあって、答えは一つじゃないけれどね。

そういえば最近、美術館に行っていないな〜。
チラシを持ち帰ったのに、行きそびれて会期終了、
という企画展がいくつもあったし。

その個人的理由の一つが、NHK「日曜美術館」離れ。

私がこの番組を録画して見るようになったのは、
俳優の井浦新さんが司会者になってしばらくたった頃だった。
その日曜美術館の司会者が、2018年4月から交代。
あのスタイルに慣れていた視聴者としては、
何となく別の番組になっちゃった気がして、
録画しただけで観ていないものがいくつもある。

でも、日曜美術館は、美術関連の知識や情報を得るのに便利な番組。
また時々観ることにしよう。

余談ですが、今回紹介した『世界のエリートは…』の文中で、
著者は堀江貴文氏について度々取り上げ、
”涙ぐましいパフォーマンス”などと否定的にコメント。
ホリエモンという人は、あっちでもこっちでも話題にされて、
ビジネス界におけるリトマス試験紙みたいな存在だな〜と
苦笑しながら読みました。

ともあれ、おすすめの一冊です。

「論理」「理性」重視の方が途中で脱落しないようにか、
本の冒頭に結論(まとめ)が書いてありました。
これも、「効率重視」の読者に対する歩み寄り?

数値化できない価値もある、日日是好日

アダチマ

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)
山口 周
光文社


将棋ファンじゃない方にもおすすめ『聖の青春』著:大崎善生

2018-06-05 15:34:08 | 勝手に書店員
こんにちは。アダチマです。
少し間が空いてしまって、久々の投稿。

映画やドラマにもなっているので、ご存知の方も多いかと。
29歳でこの世を去った、棋士「村山聖(さとし)」についての
ノンフィクション作品です。

2000年に単行本、2002年に文庫本が発行されています。

村山聖さんが活躍していた時期も、
若くして亡くなったことも、
この本のことも、
恥ずかしながら私は全く知りませんでした。

私がこの本に興味を持ったきっかけは、
「最期の一手〜聖の青春〜」
という竹原ピストルの歌。
アルバム、『PEACE OUT』に収録
されています。

村山聖さんの存在を初めて知ったのは、
2016年に松山ケンイチ主演で映画化されていた時。
気になっていたけど、映画を見逃してそのままになっていました。

で、今年に入ってから竹原ピストルのファンになって、
YouTubeとかで「最期の一手」を何度も聞いて、
竹原ピストルの公式ブログが同じgooブログ内にあることも知って、
時々読んでいたら、昔の記事でこの本のことが出てきました。

「読書完走文」というカテゴリーの2014年4月28日の投稿で、
この『聖の青春』が紹介されている
んです。

この本を読んだ後に曲を作り、その歌詞も「ポエム流れ弾」というカテゴリーの
2014年5月10日の記事としてブログ内にアップ
されている。
例えばこんな流れで、曲が誕生するんですね。

原作をずっと読みたいなーと思っていたんだけど、
たまたま先日、書店の文庫本コーナーで

という帯とともに陳列してあったので、
迷わず買って帰りました。


サッカーの日韓共催ワールドカップのあった年に、
文庫化されたのね。

作者の大崎氏は、将棋雑誌の編集者として
生前の本人とも交流があった方。
実情を知る人ならではの記載も多く、
将棋の世界の一端を垣間みることが出来る、奥深い本でした。

谷川浩司や羽生善治の人物像も窺い知れます。
…でも何と言っても圧巻は、
村山聖の師匠の森信雄棋士の存在でしょう。
生い立ちも含めて、インパクトのある人物像で印象に残りました。

読み終えて、竹原ピストルの歌詞の意味が、
ようやくストーリーとして繋がった。

CDで何度も聴いていたら、
子供達も一緒によく口ずさむようになりました。
映画の主題歌、とかには選ばれなかったけどね。
好きな曲の一つです。

映画の方は、、、どうしようかな。
松山ケンイチは好きな役者さんだし、
機会があれば、見てみたいかな。
(ちなみに、映画の主題歌は秦基博だったらしい)

映画化の時に、角川からも文庫化されているけれど、
私は何となく、こちらの講談社文庫の方が好き。

表紙の、少しレトロな感じとかも、ね。

つながるつながる、日日是好日

アダチマ

聖の青春 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


PEACE OUT (初回限定盤CD+DVD)
ビクターエンタテインメント
ビクターエンタテインメント