合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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秋の昇段昇級審査会《合気道鴻心館》

2021年09月23日 | 合気道
■2021.9.23
合気道鴻心館昇段昇級審査会
■会場 堺市立大浜体育館
■段審査 3名
■段外審査 35名


👇鴻心館旗


▼整列して基本技審査


▼審査は自分を見つめて自分で何かを掴めるチャンスなんです
自分で悟らなくては、自分でつかみ、気づいていくことです。
ひとから言われた、怒られた、指摘された、これは馬耳東風
わかるという本当のところは
自分で気づく
自分でわかる(心から)
自分でみえてくる
それしかないんです。


▼礼は礼儀作法だけのためではなく
古来から武術の姿勢のヒミツ内蔵満載なんだと・・・



▼立ち姿
これも姿勢の大事さを教えています。
姿勢を大切にして教える道場があれば
そこは絶対にやめてはいけません。
姿勢なくて構え(Musubi)をわかっているとは言えないからです。


【柔と剛】

合気道は"柔"というくくりの武術です。
それでも"剛"はないというわけではありません。

柔、剛と世間では言っていますが
実は
意と体という本質的な意味があることは
あまり知られていません。

柔は「むすび」という技術を頂点として
すそ野には
関節技の自由な掛け合いというところまで
幅広くなっているのが"柔"というものです。

柔術というのは
手の力だけで倒してはいけないという
室町末期から江戸初期までの合戦の中でうまれた技術、
口伝です。

どうしてかというと、
筋肉痛になっていられないためです。
もっというと
握力や肩関節から先の腕の筋力は短時間しか効果をだせないためです。

ではどこの筋力を使えばいいのかという
それを教えている道場はそう多くはありません。
また、教えていても
実際にどうしたら
全身の筋力(おもにバック側)を使えるか、その具体的
方法を教えるところは国内では私がしっているところとしては
一か所の教室だけで(関東にあります)

神戸か姫路にもひとりいます。
なにかマニアックな話になりましたが

むすびというtechnicは、あと30年から50年後には
メジャーなテクニックとなっていると思います。
いや20年先かもしれません。

そうなったらどういう世界になるかというと、
同じ技術をもったなら、
体格、身長、体重が少しでも相手を上回っていれば
優位に立つことができるということです。

むすびのできる先生は、
外国人には(西洋人)には教えたがらないという
私は直接ある先生から一昔前に聞いたことがあります。

どうして体格におとる明治~昭和のある時期まで
外国人を圧倒できる達人がいたのかという答えは
「むすび」を体得していたからです。

では、そのムスビという技術は
階層A
階層B
階層Cという3段階あります。

階層Aという段階は、
自分の身体を自分だけでコントロールしていける技術です。
技術というのは、意識操作という意味です。

その応用としては、モノを持った時、軽く持てる。とか
登山の際に、脚力を補う、ハイブリッドカーのような技術で
山をすいすい上るとか
そういう初級編です。

階層Bというムスビの段階は
相手からムスビをかけられたことをリアルに感覚でき
その感覚を自分の身体にコピーできた段階です。

階層Cは上級のムスビテクニック。
つまり相手にムスビを使って崩していける段階です。

崩してどうするのか?

ここで≪技≫をつかいます。
四方投げとか、小手返しとか、突きとか、転がすとか、投げるとか

「あっ!! 合気道の呼吸投げなのか。」と分かった方は
かなりのレベルの方だと思います。

技を使うということは、
そういうことです。
この以上の内容、
どんな武術誌や書籍にもありません。
多分ですが・・・

はっきり言いますが、際どいことを書いています。









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